3.今年の遊技機設置台数・販売台数に影響を与えるネガティブ要素
今年の新台販売数という視点で見ると、やはり今年の最大のネガティブ要素は「新型コロナウイルス感染拡大での休業や稼働低下による、入替予算の減少」と、「規則の附則改正の施行による、旧基準機の経過措置が一年間延長」が挙げられるだろう。
長い地区では約2か月間にわたり休業し、売上がゼロになった影響は非常に大きい。また休業期間が短かった地区でも、稼働低下が甚だしい状況だ。また今後においても、間引き営業でそもそも設置台数が半減しているに等しい状況や、アクリル板設置などの感染対策に加え喫煙所設置も加わり、設備投資もかさんでいる。入替予算が減少しているのは明らかだ。
また「旧基準機の経過措置一年間延長」については、「ぱちんこCR真・北斗無双」や「CRスーパー海物語IN沖縄4」に加え、他の海物語シリーズ数機種についても2021年11月末まで使えるようになった点は大きい。パチスロも「押忍!番長3」や「ディスクアップ」をはじめ、ジャグラーシリーズ数機種が2021年11月末まで設置可能だ。これらはホールとしてはもちろん助かる措置だが、新台販売台数としては伸び悩む要因になるだろう。