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【特別寄稿】2020コロナ禍によるパチンコ業界の展望と、市場および販売台数の予測/鈴木政博

投稿日:2020年6月29日 更新日:

2.今年の遊技機設置台数・販売台数に影響を与えるポジティブ要素
現時点では、残念ながら2020年の遊技機設置台数、販売台数に影響を与える「ポジティブ要素」について大きな要素は少なく、非常に限定的となりそうだ。

新台販売においてポジティブ要素と思われるのは、パチンコでは「遊タイム」や「突然時短」などの新たなゲーム性が、パチスロでは6.1号機と呼ばれる新たな基準の遊技機が出てくる点だ。

パチンコでは既に「Pフィーバー真花月2」や「Pリング 呪いの7日間2」が導入されている。新型コロナ感染拡大による休業もあり、遊タイム機の評価は現時点では非常にしづらいが、今後も続々と新しいゲーム性の遊技機が発売されることも決まっており、今までにない新規性が受け入れられヒットする機械も登場する可能性は十分にある。

パチスロではやはり「AT機の低ベース化」が最も注目される部分だ。また疑似遊技でレバーやストップボタンを使えるようになるため、いわゆる疑似ボーナス時に目押しをして7を揃えるなど、ATを使った疑似ボーナスについて活用されることが予想される。

また、業界とすればポジティブ要素な点として、5月20日に施行された「改正規則の附則」により、旧基準機の経過措置が一年間延長したことが挙げられる。これ自体は「新台販売台数としてはマイナス要素」ともいえるが、この部分で新台販売台数としてポジティブと考えられるのは、パチンコ・パチスロ21世紀会が「旧基準機の計画的な撤去を推進するための検定切れ、認定切れ遊技機の取り扱いについて決議」した内容部分だろう。

大きくは「高射幸性遊技機は認定切れ、検定切れで即撤去」「2020年中に切れる遊技機は2020年末までに撤去」「2021年以降に切れる遊技機は2021年11月末までに撤去」というものだ。

パチンコでは「CR大海物語4」と「CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃」の2機種については、今年10月に検定が切れるため、当初の予定では認定申請しても1~2か月弱しか設置可能期間が伸びないことから、認定申請をしなかったホールも多いと聞く。したがってこの2機種については、多くが今年末までに撤去されると予想される。パチスロでは「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」や「押忍!サラリーマン番長」は高射幸性遊技機に該当するため期限切れ即撤去となる他、多くの都道府県で5月20日の施行日より期限切れが後になった「沖ドキ!」も、今年末に撤去されることになる。このような「撤去旧基準機」が一定数ある部分については、新基準機の需要につながるだろう。

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