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【特別寄稿】「SUPER 小当たり RUSH 機能搭載機」の考察(前篇)/鈴木政博の遊技産業考現学(WEB版①)

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今年になって、新たな「SUPER 小当たり RUSH 機能搭載機」の発表が相次いでいる。この機能を搭載している機種について詳しく解説したい。

1.新機能「SUPER 小当たり RUSH 機能搭載機」の概要

昨年、ソフィア製「CR交響詩篇エウレカセブン~真の約束の地~アネモネVer.」が発売され、そして今年になって平和製「CR逆転裁判249Ver.」とマルホン製「CRソルジャー」が発表されている。これら機種の特徴の前に、まずは昨年、申し合せが決まった「SUPER 小当たり RUSH 機能搭載機」の概要を改めてみてみたい。

(別表1)【SUPER 小当たり RUSH 機能搭載機の概要】

①確率は1/330以上
現状のMAXタイプではない遊技機を提供して、それ以外のスペックを活性化させることが目的。旧1種タイプのみが対象機種。

②確変中(有利状態中)の小当たりによって出玉を獲得
確率変動中に小当たり確率も上がり、それによって大当り以外で出玉が増える。

③大当りと確率変動中の小当たりを合わせた獲得出玉で6,400個以下
確率変動の大当りから通常確率へ戻るまでの獲得出玉は6,400個以下で設計。その間の小当りの出玉も獲得出玉としてカウントする。

④確率変動中の小当たりで得られる出玉数の上限は大当り1回の出玉以下
確率変動の大当りから次回の大当りの間までの1回~複数回の小当りで得られる出玉の上限は、合計出玉数が大当り1回の出玉以下。

⑤実施日
平成27年6月1日より運用開始(開店)。

解説すると、まず①に330分の1以上とあるが、これは自主規制の取り決め時にMAXの下限値が320分の1と決まる前段階に決められたもので、現状からいえば、実際には320分の1より甘い機種となる。

そして前提として、現行の技術上の規則解釈基準では、確変中、時短中にかかわらず電サポ中には玉が増えてはいけないことになっている。以下の部分(別表2)がそれだ。

(別表2)「技術上の規格解釈基準」より抜粋

(3)「別表第四ぱちんこ遊技機に係る技術上の規格」関係

(1)ホ(ロ)
遊技機が、普通電動役物に係る入賞口の開放等の時間、開放等までの時間、開放等の回数及び普通電動役物が作動することとなる図柄の組合せが表示される確率を入賞が容易となるように変動させる場合には、

・変動の契機が、役物連続作動装置の作動終了時のみ

・変動が、条件装置の作動確率が高い値となっている間又は100回の条件装置の作動に係る抽せんを行うまでの間に限られているもの

・変動している間に獲得された遊技球数を発射された遊技球数で割った値が、1を超えないものという性能である限り、当該遊技機の当該性能は、チ(ロ)に抵触しない。

上記に「変動している間に獲得された遊技球数を発射された遊技球数で割った値が、1を超えないもの」とある通り、本来は電サポ中に玉が増えてはいけない。これを「電サポ」では増やせないため、「小当たり」を使ってアタッカーに玉が入賞することで玉を増やすのが「SUPER 小当たり RUSH 機能搭載機」の特徴だ。

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