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【平成の名機-パチンコ編⑥-】平成16年規則改正、パチンコ市場に追い風

投稿日:2019年5月2日 更新日:

パチンコ編⑥では、規則改正が行われた平成16年前後の名機を紹介します。大当り確率1/499という現在では不可能な確率帯のパチンコ機が出現し、また、今では演出のイチジャンルとしてすっかり定着したバトルタイプ機が登場し始めたのもこの当時です。
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CR必殺仕事人激闘編MR

京楽産業(現 京楽産業.)
平成15年(2003年)導入

実写ムービーと斬新機能のオンパレード!

初代からわずか2年、何から何までパワーアップして仕事人たちが戻ってきた。今度は「〜激闘編」とのタイアップなので、中村主水(藤田まこと)、組紐屋の竜(京本政樹)、鍛冶屋の政(村上弘明)がメインキャラ。田中様、中村せんも登場する。

役モノが作動する演出で話題を集めたのが、真剣フラッシュと閃光X切りだ。前者は液晶上部の刀の鞘が開いて光を放つもので、連続予告の役割を持つ。後者は盤面に埋め込まれたX字型のLEDが液晶を含めて切り裂く演出で、ここぞというタイミングで発生する。

また、前作ではスーパーリーチ発展時にもハンドルが震えたが、本作では震えれば大当たり確定に変更された。

液晶演出は、前作を踏襲しつつ改良を加えたもの。ステップアップ予告にゼブラ泥棒が追加されたり、頼み人演出では着物やエフェクトにバリエーションが増えたりしている。何より、実写ムービーが大幅に増えたことが、原作ファンには嬉しい変更点だろう。

大当たり確率1/313.7のハーフ時短機で、兄弟機にはフル時短機の『〜ZR』などがある。

CR新世紀エヴァンゲリオンSF

ビスティ
平成16年(2004年)導入

突確「暴走モード」でホールの主役に大躍進!

平成16年は風営法改正により、パチンコの基準が大きく変わった年。簡単に言えば、従来よりもギャンブル性の高い機種が認められたのだ。大当たり確率を極限まで下げ、その代わりに確変率を高くするという機種が増加するなか、独自路線で大ヒットしたのが『CR新世紀エヴァンゲリオンSF』である。

最大の特徴は、「暴走モード」。液晶に順不同で「1(ミサト)」「3(レイ)」「5(アスカ)」の女性キャラ停止後、特殊な演出が発生して突入する。いわゆる突確は別の機種にもあったが、「暴走モード」は次の大当たりまで専用演出とBGMが続くという点で一線を画していた。

演出は、タイトル予告、背景予告、使徒と戦うエヴァンゲリオン系やストーリー系リーチなど、原作愛にあふれたものが多い。大当たりになった際、テーマ曲「残酷な天使のテーゼ」が静かに始まるところも好評を得た。

スペックは、大当り確率1/397.2、出玉は約2,000個、確変率67%のフル時短タイプ。兄弟機に『〜ZF』『〜ZX』『〜SN』がある。

CRレレレにおまかせ!

大一商会
平成16年(2004年)導入

凝りに凝った役モノが魅力のヒット羽根モノ

通常ルートとスペシャルルートを初めて採用した羽根モノ。お得感のあるゲーム性で、たちまち人気となった。

1チャッカー入賞で1回、2チャッカーなら2回、羽根が開閉する。羽根に拾われた玉は、役モノ上部で小刻みに傾く扇子で左右に振り分けられる。左が通常ルートで、右がスペシャルルートだ。

通常ルートの場合、玉は役モノの左を回り込むようにして下段に導かれる。レレレのおじさんの持つホウキに弾かれれば回転体に向かい、1/8でV入賞となる。

スペシャルルートの場合は、回転体の真上に落下し、1/4でV入賞する。扇子の振り分けは左のほうが多いが、スペシャルルートはお得感たっぷりだ。

大当たりになると液晶でラウンド抽選が発生し、2、7、15のいずれかに振り分けられる。が、これで最終決定ではなく、2や7の場合は大当たり消化中に昇格抽選が行われる。15ラウンド完走時の出玉は約1,000個なので、昇格は純粋に喜べた。

兄弟機に、同スペックで現金機版の『レレレにおまかせ!EX』がある。

CR大海物語M56

三洋物産
平成17年(2005年)導入

3つのステージで新しい海が楽しめる!

約100万台のヒットを記録した『CR新海物語』の続編。さすがに大ヒットは難しいかと思いきや、約70万台ものセールスとなった。

最大の特徴は、打ち手が好きなステージを3つの中から選択して遊べること。簡単に言えば、「ラグーン」はいつもの海、「アトランティス」はボタンを押して魚群に期待、「トレジャー」はステップアップ予告に注目、というゲーム性だ。

各スーパーリーチの見た目はステージごとに異なっており、マリンちゃんの場合はステージに合わせた水着を着ている。

また、ミスマリンちゃんが大当たりに花を添えるようになったのも、この機種から。2003年初開催の「ミスマリンちゃんコンテスト」でグランプリに輝いた大久保麻梨子が5連チャン以上で、準グランプリの阪本麻美と三宅梢子を加えた3人が10連チャン以上で登場する。

本機は、大当たり確率1/369.5で確変率60%のフル時短機。兄弟機には『〜M2』と『〜M55』がある。

CRぱちんこウルトラセブンL77

京楽産業(現 京楽産業.)
平成17年(2005年)導入

驚異の連チャン性とバトル演出でウルトラヒット

平成16年にギャンブル性の高い機種が認められるようになったが、翌平成17年にはすぐ自粛された。その自粛前にホールに登場して大ヒットしたのが『CRぱちんこウルトラセブンL77』である。

大当たり確率は1/479、確変率は82%。そして通常大当たりは出玉なし!かなりとんでもないスペックなのだ。

大当たりの内訳は以下のとおり。
・15R確変(ウルトラボーナス)…60%
・7R確変(レギュラーボーナス)…17%
・2R確変…5%(出玉なし&電チューサポートは77回転)
・2R通常…18%(出玉なし&77回転の時短)

確変中は、ウルトラセブンと怪獣のバトルが繰り広げられる。セブンが攻撃するか、怪獣の攻撃を避けて反撃すればボーナス確定。怪獣の攻撃を食らって耐えれば単なるハズレ、倒れて復活演出もない場合は確変か時短かわからないモロボシチャンスに移行する。

パチスロ『北斗の拳』を移植したようなバトル演出ではあるが、パチンコファンに大いにウケた。

まとめ

平成16年は規則改正があり、『フィーバー大ヤマト』や『エヴァ』、『おそ松くん』といった大当た確率が1/500近いMAX機が相次いで登場!

雑誌としては大いに盛り上がったのですが、実戦する立場としては日々がギャンブル。やれ5万円負けただの10万円勝っただの、財布の中から諭吉さんが出たり入ったり大変なことになりました。

ちなみに自慢ですが、私の過去最高出玉記録は『ウルトラセブンL77』を打った時の約9万発。「らっちんぐ」という終日実戦企画で足元に約50箱のドル箱を積み上げ、豪華な晩飯を食べた記憶が残っていますね。

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■プロフィール
青山シゲキ
1991年、高校卒業後にパチンコにハマり、5年間のパチプロ生活を経て某パチンコ雑誌編集者へ。編集長として数百冊のパチンコ攻略誌を世に出す傍ら、パチンコ番組や漫画の監修、情報屋、新台コンサル、パチ台専門カメラマンなどなど、パチンコ業界の何でも屋として活躍中。現在47歳。

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