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中西麻耶さんが記念講演/全遊振・例会

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(社)全国遊技ビジネス振興会は1
月21日、都内台東区のパークサイドホテルで第4期総会及び第1回例会を開催した。

同振興会は、本年より(社)パチンコ産業研究開発機構(パチ研)と統合。その後、初めての総会及び例会の開催とあって、新役員より統合に当たっての経緯や趣旨等が説明された。

新役員は、会長が曽我部康二氏、最高顧問が三井慶満氏、名誉顧問が小森勇氏となる。組織の統合により会員数は約530(ホール会員約400、関連業者約130)と増え、曽我部会長は「スケールメリットを生かし、団体としての発言力を高めていきたい」と抱負を述べた。

当日は義足のアスリート・中西麻耶さんが「不屈の闘志」と題して記念講演。中西さんは大阪生まれの大分育ち。中学から始めたソフトテニスでは、高校在学時にインターハイに出場。卒業後も活躍し、地元大分で開催される国体への出場を目指していたが、2006年に仕事中の事故で右足を切断。しかし右足が義足となってからも、チャレンジ精神を失わず、2007年より陸上に転向。その後、僅か半年で障害者陸上大会の日本記録を樹立。さらに北京パラリンピック、ロンドンパラリンピックに出場した。現在も、リオデジャネイロパラリンピック、東京パラリンピックでの金メダル獲得を目指し活動を続けている。

講演では、そんな自身の激動の半生を振り返った上で「人生のリスクには、“やる”リスクと“やらない”リスクがある。何かリアクションを起こさないと幸せは自分の中に入ってこない」と、挑戦することの大切さを主張。その上で「人は物事に“楽しく”取り組む才能と機会を平等に与えられている。だが自分で自分に限界を作ることがたくさんある。私はそれが本当の意味での“障害”だと思う」と述べ、「皆さんも仕事が上手くいっている時って楽しいじゃないですか。楽しんで物事に取り組むことにより、幸せを感じられる。私はこれを“未開封のプレゼント”と呼んでいる。人間はいつまでも夢を持っていい。自分のやりたいことを見つけられる、“未開封のプレゼント”を開くことのできる瞬間を死ぬまでに見つけて欲しい」とエールを贈った。

1. 全遊振・曽我部康二会長

2義足のアスリート・中西麻耶さん

 

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