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大崎氏、ユーザー視点でみるコロナ対策や効果的な新台プロモーションについて講演/全遊振

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全遊振は7月9日、第8期第5回例会セミナーをウェブ配信で開催。同会の曽我部康二会長、顧問の三井慶満氏、同じく顧問の小森勇氏の講話で始まった本セミナーは、㈱kaikaの三浦真理恵代表取締役とライターの大崎一万発氏が講師を務めた。

三浦氏は「人材教育の新様式~オンラインの有効活用術~」について講演。新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインを活用する場面が多くなってきた中で、研修やコミュニケーションにおいて、オンラインとオフラインの場合で比較し、それぞれで有効となる場面をまとめた他、オンラインでのコミュニケーションのコツをレクチャー。また、バッシングの標的にされやすい業界において、スタッフの心のケアも必要であるとし、「特に若いスタッフには今だからこそ業界の歴史、正しい情報を伝えることが大切」とした上で、スタッフの不安を取り除く必要性を述べた。

大崎一万発氏は「今、ユーザーは何を求めているのか~緊急事態宣言後の選択肢~」と題し、直近のホール運営に対しユーザー視点で感じた要点を講演。ホールが実践する様々な新型コロナ感染予防対策については、「手を使わない設備」を揃えることが急務だと指摘。例えばアルコールの消毒台をとっても、足踏みでポンプが動くものを用意するだけでホールの気遣いを感じられ、トイレの入り口(ドア)等の自動化など、直接的な集客に結び付かないものだとしても、手ぬかりない対応がユーザーに安心感を与えるものと強調した。加えて、ユーザー自身の予防対策の周知徹底も肝要だとし、「その中でトラブル対応が発生する可能性もあるが、しっかりとマニュアル化することで対応していくべき」と話した。

終盤には話題機種「P大工の源さん 超韋駄天(三洋物産製)」を例に、プロモーションの在り方についても言及。多くのホールが出玉性能を全面に押し出したプロモーションばかりの現状に「非常にもったいない。それでは結局資本力の強いホールには勝てない」と指摘した上で、「大工の源さん」という歴史あるコンテンツを活かしたプロモーションで差別化を図ることも有効的であるという考えを示した。併せて、目先の集客・利益を求めるのではなく、先に繋がるプロモーションを仕掛けていくことが重要だとし、直近での具体例を披露する等、ユーザーの関心を高める手法をいくつか提示し、要点をまとめた。

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