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「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2021」喫煙状況・遊技環境の速報値を公表/シーズリサーチ

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パチンコ・パチスロのマーケティングを行うシーズリサーチはこのほど、エンタテインメントビジネス総合研究所及びアミューズメントプレスジャパンと共同で実施した「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2021」の中から、遊技者の喫煙状況や遊技環境の動向についての調査結果(速報版)を発表した。

調査は、スクリーニング対象者34,451サンプル、本調査1,500サンプル(過去1年以内の遊技経験者)を対象に、2021年2月下旬にWEBアンケートで実施した。調査エリアは全国47都道府県。

調査結果によると、一般成人の喫煙率は19.2%で横ばいで推移したが、遊技者の喫煙率は57.3%となり、2020年(55.1%)からさらに上昇した。遊技者の喫煙率は一般成人の喫煙率の約3倍となり、遊技と喫煙の相関性は引き続き非常に高いことが明らかになった。

喫煙者を年代別でみると、60代以上を除くどの年代でも喫煙率が5割を超えており、遊技者のボリュームゾーンとなる30代では喫煙率が63.1%と最も高かった。遊技者のたばこの種類では、紙巻たばこを吸う人(紙巻たばこ派+加熱式・電子たばこが同程度)が74.7%で最も高く、加熱式・電子たばこを吸う人(加熱式・電子たばこ派+紙巻たばこが同程度)は40.7%となった。一般成人に比べ遊技者の方が加熱式や電子たばこを吸う割合は高いが、昨年からは吸うたばこの種類に変化は見られなかった。

また、パチンコ・パチスロともに、喫煙者より非喫煙者の方が喫煙環境を気にする人が多く、非喫煙者では遊びたい機種より遊技環境を優先して遊ぶ傾向が高い。なお、各喫煙環境下で来店意向が最も高いのは、店内に喫煙専用室があり、フロアが禁煙の店舗となった。

シーズリサーチは、「異業種に比べ、遊技者の喫煙割合が高いパチンコ店では、喫煙環境の整備も必要とされた一方、分煙を行うことで非喫煙者の来店頻度が上がるといった遊技動機に繋がっているケースもある。時代とともに、たばこを吸う人と吸わない人のどちらにとっても快適な遊技環境が求められている」としている。

今回公開されたデータの詳細な調査結果をまとめた「パチンコ・パチスロ プレイヤー調査2021」は5月下旬の発刊を予定している。

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