茨城県遊協は、4月4日付けで「広告宣伝規制のあり方について(要望)」と題した文書を組合員に送付。「取材」「パチンコライター招致」などの告知について「業界をあげて依存症対策に注力するなかで、逆行する行為」との見解を示し、今後、事前・当日告知を自粛するよう求めた。
今回組合が取り決めた自粛内容は、1月22日開催の理事会で行われた行政講話で、担当官による「取材、パチンコライター招致を謳い、出玉イベントを連想させる等の射幸心をそそるおそれのある表現を用いたホールに対し指示処分を行っている」「取材を受けることや要請は風営法に抵触しないが、これが外部に表現される場合は『ぱちんこ営業の宣伝行為』と認識される場合がある」との指摘を踏まえたもの。
また、組合執行部が実施した調査では、「取材」という名目で出玉イベントの疑いがある事案が多数確認されたという。
茨城県遊協は今回、取材等の事前または当日の告知について、形態を問わず一切行わないことを組合員ホールに求めた。対象となる媒体は、ポスターや掲示板等の店内販促物、会員メール、LINE等のWeb媒体等で、広告会社、企画会社、個人などが行う全ての広告宣伝に関する告知等を規制。さらに取材内容の公開についても、広告宣伝規制の対象になるとした。