㈱エンタテインメントビジネス総合研究所(藤田宏代表取締役)は7月20日、「第73回パチンコ景気動向指数(DI)調査」の調査報告書を公表した。
同調査は、ホール企業を対象に年4回実施しており、パチンコ業界の短期的な景気動向を示す指標として位置づけられるもの。事業の業況や資本投資機運のほかにも、トレンドウォッチとしてパチンコ業界に関係する最新の事案についても調査している。
本調査のトレンドウォッチのテーマは「人材確保と新卒採用」。正社員の充足状況については、39.3%が「やや不足」と回答。「過不足なく適切」(35.7%)、「非常に不足」(17.9%)、「やや過剰」(7.1%)と続いた。アルバイトでは、「やや不足」が50.0%、「過不足なく適切」が30.4%、「非常に不足」が16.1%、「やや過剰」が3.6%。どちらも「やや不足」と「非常に不足」を合わせた不足な状況が5割を超えた。
人材が不足している理由は、正社員・アルバイトともに「応募者数が少ない」が最も高く、それぞれ75.8%、80.6%となった。
また、平成31年4月入社予定の「新卒採用」の実施状況は、「採用活動をしている」が42.9%、「採用活動をしていない」が57.1%となっている。
なお、過去1カ月の収益や売上、粗利などから判断される全般的業況は、前回調査より1.7ポイント悪化しマイナス28.2ポイント。さらに、3カ月後はマイナス35.3ポイントまで落ち込むという厳しい見通しとなっている。
今回の調査は今年6月14日~6月28日にかけてファックスおよびWEBアンケートにて実施され、56社のホール企業が回答した。