民進党の高井崇志衆議院議員が2月9日、「いわゆる『みなし機』の規則改正以後の取り扱いに関する質問主意書」を提出した。
質問主意書の中で同氏は、改正規則において“みなし機”の明確な取り扱いが示されていないとし、業界の混乱を未然に防止するため、その取り扱いに関して質問している。
内容は、「政府は“みなし機”が全国で現状どの程度設置されているか」「風適法では“みなし機”を営業に用いることを禁じているか」「改正規則では“みなし機”に関する経過措置を設けているか。設けていないのであれば、“みなし機”による営業は法令違反として罰則の対象になると考えるが、政府の見解について」「警察庁は2004年に風適法施行規則を改正した際、警察法の規定に基づき、各県警に対し“みなし機”を用いた営業を2006年6月まで取り締まらないよう指導したという事実はあるか。仮に事実なら、当該指導はいかなる風適法上の解釈に基づくものであったか」など政府見解を求めた。
同氏は1969年生まれ。総務省等で官僚を務め、退官後は議員秘書に。2009年衆議院議員初当選で現在2期目。過去にも「景品交換所の独立性」「パチスロ旧基準機」「射幸性管理の在り方」等で、パチンコ業界に関する質問主意書を提出したことで知られる。
また同氏は2月9日、「遊技機の不公正販売への対策のあり方に関する質問主意書」も提出。一部の遊技機メーカーがホールに対して行う、抱き合わせ販売や機歴販売について違法性がないか、政府見解を求めた。