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純増2枚規制の撤廃など、6号機自主規制を公表

投稿日:2018年1月31日 更新日:

回胴式遊技機製造業者連絡会(佐野慎一会長)は1月31日、都内台東区のオーラムでパチスロ6.0号機の新たな自主的措置の内容についてプレス説明会を開催した。

6.0号機の自主規制では、5.9号機基準に比べて、改正規則の趣旨を踏まえて射幸性を抑えた一方、開発の自由度を高めた内容となっている。

具体的には、これまで存在していた「傾斜値<2.0」(純増2枚規制)や、「入賞Sim出玉率<1.0」(内部成立した役は全て入賞すると考えた場合の出玉率を100%未満とする規制)を撤廃し、5.9号機では開発不可能だったAT機の開発を可能とした。

有利区間(ナビ発生可能区間)に関する規制も緩和し、5.9号機基準では、小役ナビ機能の性能(ART、AT性能)に設定差を設けることが不可能であったが、6.0号機基準では指示込み役物比率(小役ナビ発生時に獲得したメダルを含めた役物比率)を70%以下とした場合において、設定差を設けて良いこととした。

一方、差玉性能に関しては抑制し、1回の有利区間突入で、最大3,000枚(1,500回×2枚)だった増加枚数が、6.0号機基準では最大2,400枚(1,500回もしくは最大差玉2,400枚)となっている。

日電協と日工組では、昨年9月4日の規則改正公布以降、6.0号機の早期市場投入を義務と考え、自主規制の見直しを進めてきた。この度、その内容が正式に決定し、回胴式遊技機製造業者連絡会は、プレス説明会に先立ち、加盟各社を集めて自主規制内容の詳細な説明を行った。

6.0号機自主規制に沿ったパチスロ機は今年4月1日より型式試験申請が可能で、早ければ今年秋にも市場にリリースされる見込みだ。なお、自主規制の見直しにより、開発の自由度は高まったが、同連絡会では、改正規則の趣旨に反した遊技機が製造販売されることがないよう厳しく対応していくという。

回胴式遊技機製造者連絡会の佐野慎一会長

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