【コラム】“彼ら”に協力させるのが店長の腕の見せ所/CRAナカムラのぱちんこ閑話休題⑦

今回は、関西のお店で初めて店長になり、仕事も板に付き始めた頃…今からだいたい12、3年前の話です。

■リアル北斗の拳
そのお店ってのは全国屈指のガラの悪い地域にありまして、着任当初に一番ショックを受けたのが、台の上皿にマジックで名前が書いてあり、それを一見さんが打ち始めると常連客にツマミ出されるという恐怖のハウスルールwwまぁ店は見て見ぬフリしてたみたいなんで、これはもう店の公式ルールだったんでしょう。

ええ、そんな土地柄でそんな営業がまかり通ってた店なんで、客層はリアル北斗の拳状態。「ひゃっはー!ここは通さねぇぜ?」みたいな人たちがわんさかおりましたよ。ってか、そんなヤツしか居なかったww

市内に4軒あったホールの中でも、他で全部出入禁止になったオチャメな人達の最後のオアシスと申しましょうか、うんまぁそんな感じのお店でしたわ。

で、ボクは他の店から呼ばれて着任した身でして、最初はもう今まで通りの営業形態維持を要望するお声とリクエスト(暴力ありw)が毎日のように寄せられて、数時間ごとに駐車場で繰り広げられるバトルボーナスが日課になりつつあった自分の転職運を恨みましたが、このままで数字が上がるワケはないので改善に出たんですよ。

どんな軍団にもやはりボスは居るもので、そのボスを事務所に呼んで缶コーヒーだけでも出してオトナの話し合いをしました。

最初こそ「ゴルァァァァ!」とばかり言ってたボスですが、こっちも同じ目線になって話し始めたら案外もの分かりはイイんです。だって彼らはウチを追い出されたらもう近所でパチンコできないんですからww

・店は利益出さなきゃ潰れるんだ。

・キミ達が好き放題するから普通の客が寄り付かないんだ。

・だから釘も設定も最低レベルなんだ。

・これからはボクが「ダメ」という事は絶対するな!そしたら釘も設定ももっと良くできる。
※あくまで全体でのハナシで、ピンポイントでそいつらにイイ台を提供するって事じゃないですよ。

これらはその時、ボスに伝えた主な内容です。腹割ってパチンコの利益構造の話を切々と聞かせてやると、後はめっちゃ素直でしたね。それ以来、店内の雰囲気は変わりましたし、ややこしい客が来た時は自発的に常連が追い出すという素晴らしいシステムが完成して、ボクもやりやすかったですww

地域で最下位争いしてたウチの店が普通のオッチャンオバチャン客を取り込み、1年もしない内に地域一番になり、3年でライバル2店舗を閉店に追い込んだんですが、裏事情はこういうカラクリだったんですよ。これが全てではないでしょうけど、ボク個人はこれが一番大きな理由だと思ってます。

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