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セガサミーHD 23年3月期決算は増収増益、 「パチスロ甲鉄城のカバネリ」等の6.5号機が好調に推移

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セガサミーホールディングス(東京都品川区、里見治紀代表取締役社長グループCEO)は4月28日、2023年3月期の決算を公表。売上高3,896億35百万円(前期比21.4%増)、営業利益は467億89百万円(同46.0%増)、経常利益は494億73百万円(同48.4%増)、純利益459億38百万円(同24.1%増)となった。「パチスロ甲鉄城のカバネリ」等の6.5号機が好調に推移し、パチスロ機の販売が好調に推移したことから、売上高、営業利益、経常利益ともに前回発表予想よりも増加した。

遊技機事業の売上高は942億53百万円(前期比24.2%増)、経常利益は207億13百万円(同101.4%増)の大幅な増収増益となった。パチスロ機は8タイトル94,966台を販売(前期は10タイトル77,870台)。特に「パチスロ甲鉄城のカバネリ」は、2022年7月の発売後から高水準の稼働を維持し、複数回にわたって追加販売したことから、期初計画を大幅に上回る販売台数となった。パチンコ機は、主力シリーズ機「P真・北斗無双 第4章」等、5タイトル103,556台の販売(前期は5タイトル97,027台)となった。

2024年3月期も前期比で増収増益を見込んでおり、パチスロ機は6.5号機に加えて、「スマスロ北斗の拳」を皮切りにスマスロも積極投入し、8タイトル機146,000台、パチンコ機を主力シリーズを中心に6タイトル93,000台を販売する計画。

2023年3期の主な販売タイトルと販売台数は以下の通り。
■パチスロ機
パチスロ甲鉄城のカバネリ 35,341台
パチスロ幼女戦記 15,200台
パチスロ盾の勇者の成り上がり 10,158台

■パチンコ機
パチンコ P真・北斗無双 第4章 34,387台
Pビッグドリーム3 12,180台
P七つの大罪2 12,165台
P TIGER & BUNNY~完全無欠WILDスペック~ 12,150台

リゾート事業の売上高は115億40百万円(前期比33.2%増)、経常損失は32億17百万円(前期は経常損失67億38百万円)。「フェニックス・シーガイア・リゾート」では、同グループとなって以来、最高の売上高と初の黒字化を達成した。海外においては、PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.が運営する「パラダイスシティ」において、2022年6月以降は渡航制限の緩和に伴いカジノ売上の回復が見られ、2022年10月以降の日本人VIP客のドロップ額(チップ購入額)は、新型コロナウイルス感染症拡大前を超える水準で急速に回復した。
※PARADISE SEGASAMMY Co., Ltd.は12月決算のため3ヶ月遅れで計上

エンタテインメントコンテンツ事業の売上高は2,828億81百万円(前期比19.9%増)、経常利益411億81百万円(同11.7%増)となった。コンシューマ分野では、新作タイトルとして「ソニックフロンティア」、「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」リマスター版、「龍が如く 維新! 極」等を販売し、販売本数は1,009万本(前期は877万本)と好調に推移。一方、リピートタイトルの販売本数は1,779万本(前期は1,843万本)と軟調に推移した。また、F2Pにおいては、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」と「ONE PIECE バウンティラッシュ」が牽引し、好調に推移した。

2024年3月期については、売上高4,330億円(前期比11.1%増)、営業利益550億円(同17.5%増)、経常利益580億円(同17.2%増)、純利益400億円(同12.9%減)を見込んでいる。

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