アジア・アミューズメント開発㈱の田守会長は、記者会見で本プロジェクトの経緯を説明。「2013年11月にフィリピンで幅広い人脈を持つ日本人経営者から、今回の事業展開に繋がる依頼を受けた。その後、フィリピンに行き、事業の可能性を調査した。フィリピンには世界第4位の市場規模を持つカジノがある。しかも、カジノ利用金額の8割が国内消費だ。また街中のビンゴゲームセンターは人で溢れている。このことから新遊技場を展開する上での市場は十分に存在すると判断した」と述べ、プロジェクトの発足を決めたという。
記者会見後のセミナーには、本プロジェクトに関心を寄せるパチンコ業界関係者などが参加した。田守会長によると、フィリピンには現在、同様の形で新遊技場を出店できる候補地が20弱存在するという。同氏は「私は38年間の業界経験があるが、日本の娯楽文化を世界に発信したいという意向があった。フィリピンは人口が1億人を突破し、国民の平均年齢が23歳と非常に若い。昭和40年代の東京を彷彿させる雰囲気で市場の伸び幅も大きい」と現地の魅力や将来性の高さを紹介。それとともに「収益に対する市場ポートフォリオの拡大による経営安定化」「海外展開企業として社会的評価の向上」など、新遊技場事業に参加するメリットを語り、「新たな事業展開の参考に」と、集まった関係者にプロジェクト参加を呼び掛けた。
㈱ピーコスの松田泰秀代表
ゲーム機本体にはパチンコ用のハンドルと、パチスロ用のストップボタン等が搭載されている。