ダイナムジャパンホールディングスは5月26日、2021年3月期連結決算を発表。これによると貸玉収入は前期比35.2%減の4,751億63百万円、営業収入は同30.8%減の986億02百万円、税引前利益は同77.7%減の43億42百万円、当期利益は同81.6%減の23億51百万円で、減収減益となった。
中核事業のパチンコホール事業では、2020年4月の緊急事態宣言発出によりグループ店舗数の約97%にあたる436店舗が休業を余儀なくされ、同年6月の営業再開後は徐々に来店客数の回復が見られ始めたが、感染リスクへの警戒感から直近の営業収入は前期比70~80%に留まった。
当期の業績見通しとしては、2021年3月期を超える利益を確保できると想定しているものの、依然として先行きは不透明であるとして、具体的な数値については言及しなかった。また経済環境が良化せず、営業収入の増加が見込まれない状況が継続したとしても、各種経費を引き下げることを引き続き実施しており、構造改革を推進することをで損益分岐点を下げ、継続的に安定した収益を確保できる体質に変化させているとしてる。
なお2021年3月31日時点の店舗数は442店舗(2020年3月末は448店舗)となっている。