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禁煙化、コロナ対策でポジティブな回答目立つ/日遊協「2020年ファンアンケート調査」

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日遊協「2020年ファンアンケート調査」

日遊協と九遊連青年部が行った「2020年パチンコ・パチスロファンアンケート調査(ホール来店客調査)」がこのほど発表された。

調査結果によると、パチンコ・パチスロに対する意識と実態として、パチンコ・パチスロ中断経験は前年からの大きな傾向差はなく、1年以上のパチンコ・パチスロの中断経験率は36.2%で、主な中断理由は「自由になる時間やお金が減るなど、自分自身を取り巻く環境が変わったから」と外的要因が多かった。

パチンコ・パチスロ継続意向では「継続意向あり」が59.0%。スタッフ対応の良さやパチンコ・パチスロに使えるお金があることなどが主な要因となっている。また、女性では「同行者と一緒に楽しめるから」という理由も上位に挙がった。

パチンコ・パチスロ遊技時禁煙については、パチンコ・パチスロの頻度・滞在時間共に、禁煙になる前と「変わらない」と答える人が多かった。喫煙者に限定すると「変わらない」という回答の割合は下がるものの、「変わらない」と考える人の割合は半数以上を占めた。

将来パチンコ店にあったら便利だと思う施設やサービスについては「キャッシュレスで遊技できるシステム」が最も高かったほか、女性30代40代 では「インターネットショップを利用できる景品交換システム」が最も高くなった。

パチンコ・パチスロ依存問題に対する広告認知状況については、認知率が最も高いのは「リカバリーサポート・ネットワークの相談窓口告知ポスター(またはステッカー)」で61.8%。男女とも30代以下ではいずれの広告も認知率が高く、昨年と比較すると全体的に認知率は向上しており、特に「安心パチンコ・パチスロアドバイザー」「自己申告プログラム、家族申告プログラム」の認知率は大きく高まった。

新型コロナウイルスの影響や対策評価については、ホールに行く頻度は「変わらない」が55.0%を占め、「前年より増えた」は11.6%、「前年より減った」は33.5%。特に、男性20代~40代と女性20代~30代では減った人が多かった。増えた人の理由は時間やお金の余裕ができたこと、減った人の理由は新型コロナウイルスの感染リスクへの懸念が上位だった。また、パチンコ以外では新型コロナウイルスの流行をきっかけに「テレビ視聴」「動画共有・サイト視聴」「スマホゲーム」などのインドア系の娯楽が増えており、一方で「外食」「旅行」「カラオケ」などのアウトドア系の娯楽が減少した。

休業要請協力・新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドラインへの評価では、パチンコホールが休業要請に協力したことについて73.5%が評価しており、「新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン」については58.6%が安心感を持っているなど共に半数以上がポジティブな評価をしていることが分かった。

同調査は、2020年11月11日~12月16日に全国の日遊協加盟企業ホールの来店客及び九遊連青年部協力による加盟ホール21社154ホールの来店客を対象に行った調査で、1ホール当たり約20人で合計2,770人の回答を得た。日遊協では今後の業界発展を目的に、パチンコ・パチスロファンの特性、プレー実態、ニーズ等とその動向変化を把握するための定点観測調査として位置付けている。今回は上記調査に加え、依存問題への対応、業界の社会貢献活動・広告活動へのファンの認知度や評価についても調査分析し、業界対応の今後のあるべき方向性を探っている。

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