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日遊協「広報力向上シンポジウム」開催、日工組広報WTが”KIBUN PACHI-PACHI”委員会の広報戦略について講演

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日遊協 広報シンポジウム_1

日遊協の広報調査委員会は2月7日、東京・六本木のDMM.com本社で「広報力向上シンポジウム~繋がる名刺交換会」を開催した。交換会には、日遊協及び加盟団体会員企業の広報担当者ならびに広告宣伝従事者、人事部門、経営企画部門などから67名が参加。第1部の講演では、日工組の広報委員会・広報ワーキングチームが登壇し、日工組が取り組む”KIBUN PACHI-PACHI”委員会の広報戦略について解説した。

冒頭、挨拶に立った担当役員の福山裕治副会長は、日工組の広報委員会を登壇者に迎え、今回は日工組、日電協をはじめ、まさに業界の横断的なメンバーが顔を揃えるシンポジウムになったことを伝え、改めて日遊協の成り立ちや、そもそもの役割などを解説した。「(日遊協は)35年という長い歴史の中で、横のつながりを重視して活動をしてきました。今後もみなさんと力を合わせて業界を盛り上げていきたいと思っておりますので、今日は長丁場となりますが、忌憚のないご意見を交換していただければと思います」と挨拶した。

第1部では、日工組の広報委員会・広報ワーキングチームが登壇し、永谷俊介WTリーダー、今村勇二WT委員、荒井建治WT委員、山下耕司WT委員が主なスピーカーとなり、2023年に展開された”KIBUN PACHI-PACHI”委員会の広報戦略の在り方を解説した。

スマート遊技機が登場する今こそ、新しいファン獲得のための好機と捉え、社会全般との新しいコミュニケーションを企画し、業界の各団体へ説明するとともに協力を仰ぎ、この活動が始まった、という経緯がまず説明された。新しいコミュニケーションを盛り込んだキャンペーンのゴールは、パチンコ・パチスロが再び盛り上がっているという機運を作り、イメージアップと遊技に対する興味喚起を狙っていくこと。社会的視点をエンターテイメントとしてのイメージアップに定め、認知、興味、体験、来店という各ポイントに様々な施策を当てはめて、これらを並行で動かす設計図を引き、ベンチマークにしている公営ギャンブルのTVCMや展開をチェックしながら、広告的アプローチの空中戦で機運を作り、並行してタッチポイント創出の地上戦という二軸で回していこうという作戦を立てた。

「お台場冒険王」への出展、「パチスロサミット」、「みんなのパチンコフェス」、東京・上野での「ショールームラリー」に加え、「組合まつり」というB to Bの展示会にも出展するなどの地上戦を実施する一方、TVCMはキャスティングとTV局の考査が大きなポイントとなっていった。タレント事務所や全国のTV局にキャラバンして、パチンコ業界の現状(ファン人口の減少、社会貢献活動の多くの実績他)や、イメージを変えていきたいという熱意を真摯に説明して回り、理解を求めていったという。永谷リーダーは「TVCMの制作、放映を通して、社会と我々業界の距離感を再認識し、それこそを変えていかなくてはならないことなのだと痛感しました。TV局へのキャラバンは今後も継続して行い、業界の今を伝え、一人でも多く味方を作ることが大切だと感じました。こうしたことが業界全体や、業界の各社のプロモーションが前進していくことに繋がるのではないでしょうか」と語った。

現在、これら一連の活動の効果検証を行っており、2024年度はこれらをもとに施策を再構築し、目的実現に向けて業界と共に進めていきたい、と講演を締めくくった。

第2部の名刺交換/グループディスカッションでは、登壇した日工組広報WTのメンバーも加わり、9つのグループに分かれて名刺交換とディスカッションを実施。1回1時間を2回行い、業種を超えて情報共有を行い、実務者どうしの横の連携をより一層強める機会となった。

日遊協 広報シンポジウム_2

”KIBUN PACHI-PACHI”委員会の広報戦略について説明する日工組広報委員会・広報ワーキングチーム 前列左から山下耕司氏、永谷俊介氏、荒井建治氏

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