SNS経由によるライター取材告知や、WEBサイトでの結果公開を禁止

メールやインターネット等(ブログ、LINE、ツィッター等を含む)を利用したパチンコ、パチスロライター及び有名人の取材来店告知や、WEBサイト上での結果公開を禁止するよう、熊本県遊協が12月18日付けの文書で、傘下組合員ホールに通知した。

同県遊協では、既に広告宣伝に関わる自主規制を実施している。その内容は、著しく射幸心をそそるおそれのある方法となる「取材対象となる機種の特定」「取材、来店日が特定の曜日、日にちとなる告知」「高設定や大量出玉を連想させること」は全面的に禁止。その一方で、上記に該当しない範囲での取材来店告知は「店舗内の看板等で明日と当日のみ可能」「情報誌では当月と来月を可能とし、取材結果の掲載も可能」と認めた上で、上記以外の媒体での取材来店告知を禁止していた。

しかし現状、自主規制に違反する可能性の高い手法で広告宣伝が横行していることから、改めて同県遊協では改善を促した。

今回、特に問題視されたのはSNS経由によるパチンコ、パチスロライター等の事前告知と、高設定を容易に連想させる取材結果や開店前の行列を強調する写真をWEBサイト上で公開する行為だ。熊本県警は、上記のような広告宣伝に対して「著しく射幸心をそそるおそれのある営業方法であり、条例に抵触する可能性が強い。今後、同様の行為があれば(当該ホールは)行政処分の対象」と見解を示し、同県遊協に是正指導を行った。

同県遊協では今後、上記の行為を不可とした、合わせて、一部の有名業者や取材来店イベントを名指しした上で、これらについて「名称の如何を問わず、著しく射幸心を煽るイベントと目され、行政処分の対象となる」と注意喚起している。

有名人やライターの来店、取材告知について同県遊協は「著しく射幸心をそそるおそれのある方法での営業にならないことが大前提。この大前提が担保できない状況が散見されるようになれば、店舗内及び情報誌での告知も全面的に規制がかかることとなるので、厳格な運用をお願いする」と、今後の状況次第では、さらなる規制強化の可能性もあると警鐘を鳴らした。

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