パチスロ旧基準機関連で政府答弁

民進党の高井崇志衆議院議員が3月31日付けで提出した「パチスロ遊技機の旧基準機の認定問題等に関する質問主意書」に対し、政府(警察庁)は4月11日、答弁を行った。

質問主意書の中で高井氏は、パチスロ旧基準機の構造について「周辺基板であるサブ基板に内部抽選で当選した小役を液晶や盤面パネル等で確率的に告知するナビゲーション機能が具備されている」と指摘し、同構造の遊技機は、遊技の結果に影響を及ぼす機能をサブ基板に備えていると考えられ、風営法施行規則第8条(著しく射幸心そそるおそれのある遊技機の基準)に該当すると主張。政府の見解を質していた。

これに対し、警察庁は「『周辺基板であるサブ基板に内部抽選で当選した小役を液晶や盤面パネル等で確率的に告知するナビゲーション機能が具備されている』の意味するところが必ずしも明らかではないため一概にお答えすることは困難」とした上で、一般論という形で「遊技の結果に影響を及ぼす(おそれのある)メイン基板は、透明なケースで密封されているものであることとされ、これに適合しない遊技機は、風営適正化法施行規則第8条(著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準)に該当する」との認識を示した。

また高井氏は質問主意書の中で上記と合わせて「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機が出荷された原因等の調査結果はいつ、どのような形で発表される予定なのか」と質問していたが、この件に関し警察庁は「現在、調査を実施しているところであり、現時点でお答えすることは困難」として明言を避けた。

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