民進党の高井崇志衆議院議員が3月31日、「パチスロ遊技機の旧基準機の認定問題等に関する質問主意書」を提出した。
質問主意書の中で同氏は、小役ナビ機能を有するパチスロ旧基準機の構造は、遊技の結果に影響を及ぼすため、著しく射幸心そそるおそれのある遊技機の基準に該当すると主張。政府の見解を問うた。
同氏の主張は、「旧基準機はサブ基板に一部出玉性能を持たせる仕様が主流」「サブ基板の不正交換で容易に不正改造することが可能だった」「新基準機ではサブ基板による出玉性能の制御を禁止しているが、現在もパチンコホールにおいて旧基準機を営業に使用している」ことを主な根拠としている。
既に同氏は今年3月8日の衆議院内閣委員会で、国家公安委員会及び警察庁にパチスロ旧基準機の不正改造問題について見解を聞いたが、その答弁内容が不十分と感じたため、当該答弁の内容や政府の取り組みの詳細について、今回の質問主意書で確認したとしている。
質問主意書では、上記内容のほか
・検定機と性能が異なる可能性のある遊技機が出荷された原因等の調査結果はいつ、どのような形で発表される予定なのか
・ホールが著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機の基準に該当する遊技機を設置して営業を行うことは、風営適正化法第20条第1項に抵触し許されないと考えるが間違いないか。また仮にホールがそのような遊技機で営業していた場合、早急に撤去する必要があると考えるが、間違いないか。
・検定機または認定機に、事後的に『容易に不正な改造その他の変更が加えられるおそれのある』構造的な欠陥が判明した場合、当該遊技機は風営適正化法施行規則第8条に違反するものとしてホールは直ちに撤去する必要があると考えるが間違いないか
について政府見解を質している。