今後はユニット業者のスマート遊技機専用ユニットの供給総数やペースにもよるが、徐々にスマート遊技機が普及していくことになる。もちろん、既存機についてもP機や6.5号機は既に性能規制面でなんども緩和を勝ち取ってきた手前、スマート遊技機が仮になくとも業績に寄与するだけの公算はある。そこに、全く新しい誰も見たことがないカテゴリである次世代の遊技機、スマート遊技機が登場するわけだ。
私としては、業界におけるスマート遊技機に対する評価が急上昇したきっかけとなったフォーラムに登壇者としてかかわったこと、並びに今年から来年にかけてこの新しいカテゴリ、業界にとってのエポックメイキングの瞬間に立ち会えるということは嬉しく思っている。もちろん、供給面の不安はあるが、これは業界に起因する問題ではない。業界関係者は自社ならびに自社が属する職域の最善を尽くすように努力し、あとは徐々に普及していくのを待てばいい。その結果、各社の業績が向上すれば、誰もがポジティブになれるはずだ。
参議院議員選挙では残念だったが、その翌週にはこういったポジティブな話が浮上する。これこそ業界の底力だとあらためて思った次第である。
■プロフィール
POKKA吉田
本名/岡崎徹
大阪出身。
業界紙に5年在籍後、上京してスロバラ運営など。
2004年3月フリーへ。
各誌連載、講演、TV出演など。
お問い合わせ等は公式HP「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー(www.y-pokka.jp)」か本誌編集部まで。