【寄稿】2022年の話(WEB版)/POKKA吉田

2022年の大きな注目はやはり次世代遊技機(スマートパチンコ、スマートパチスロ)だろう。余暇進の秋季セミナーにて日工組、日電協の両理事長がビデオメッセージを寄せているが、そのビデオで示された最新の次世代機の目標時期は、ぱちんこが8月、パチスロが6月ということになっている。コロナ禍推移がどのようになるか読めず、半導体やハーネスなどの部材調達難がどこまで解消されているかによってもかわるかもしれないが、明らかに新しいカテゴリの遊技機が登場するということは、とても大きな話である。ぱちんこは玉に触れることがない封入されたものであるし、パチスロはメダルそのものがない。コロナ禍では接触感染がほとんどないとは言われつつもホール営業においては接触感染を出さないように台の消毒を徹底してきた。玉もメダルも触れることもないという次世代遊技機は、感染症予防の観点からも優位には違いない。

また、規制緩和が進む年になると予想している。本稿執筆時点でも既にぱちんこ、パチスロに規制緩和の話があることがわかっているのだが、まだいずれも公式発表前なので本稿で触れることはしないが、年末あるいは年始にも日工組、日電協が発表する公算が高くなっている。さらには、それ以外についても規制緩和についての進行中の話がいくつもあって、それらもいくつかは認められると予想される。さらには次世代遊技機だが、既存機とまったく同じだったらホールが買う意欲が減退するのは自明なので、こちらも緩和的な話がセットとなる。こういった規制緩和については、警察庁も「射幸性の拡大にならない範囲」で積極的に容認する姿勢を明らかにしており、日工組も日電協も射幸性拡大にならないような警察庁にとって安心できるような規制を新設するかわりに他の部分での自由度を高めるというような進め方をしている話も多い。この辺は出てくるたびに規制緩和となりそうなので、いつ頃何が決まるかは今なんとも言えないが、期待しておきたいところだ。

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