3. どんなお店にしたいのか?決断の時!
これは前回も述べましたが、多くのパチンコ店は、遊技機入替を中心に営業し成長してきた歴史があります。全てとは言いませんが、遊技機の「性能・射幸」に依存し成長した背景は事実で、今も今後もパチンコ店経営に大きな影響を与える要因です。しかしながら、皮肉にも、その「遊技機入替」が、経営の大きな負担になる可能性は高く、遊技機購入・運用・転売等、慎重に投資判断していかねばなりません。また、一方では、客数UPの為には広告宣伝について、媒体も施策もコストもすべて見直しつつ、「客数を増やす為の投資」を積極的に行わないと、店舗がさらに退化していく事でしょう。
こういった投資判断も、全ては「どんなお店にしたいのか?」「自店は何がしたいのか?」「どんな存在価値あるお店にしたいのか?」といった点を自問自答し、やるべき事を整理しないと、いよいよ来年2月以降は厳しくなっていくはず。今、戦略を決めないともう時間がない、と個人的には考えます。
4. 厳しい競争が待っている!
2022年2月以降のパチンコ市場は、遊技機の全てが「新基準機・6号機」となり、新たな競争ステージに突入する事は以前からも述べている通りです。予想ですが、資金的に余裕あるホールはそこからも変わらない「遊技機入替」と同時に「出玉還元」に投資し、一気にシェアを奪う作戦を打つと想像します。また、スマートパチンコ・パチスロにおいても、資金的に疲弊し切った競合店を尻目に先行して積極投資し、格差を広げる戦略を打つ事でしょう。その時、自店が生き残る最善の条件は何か?どんな手を打つべきか?二の手は考えられるか?等、とにかく今から対策を検討して立ち向かって欲しいと、切に願うところであります。
■プロフィール
チャーリー・ロドリゲス・湯谷
自称パチンコ・パチスロ伝道師。この立ち位置を20年近く続けているロートル業界ウォッチャー。特技はスプーン投げ。今ではスプーンも曲げられない程、筋力低下。「意見待つ!」と言い続けて、20年。他人の意見に未だ弱く、老化は続くか、パチンコやパチスロに賭ける情熱は衰えず!