●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若210
はい皆様!前編→後編→完結編→完結編2→完結編3と、脱線しまくって収まらずに続いてしまっている「おもひで」の続きです!なんとしても今回で終わらせるつもりで前置きも振り返りも無しで本題へGO!前回までを見てない人は、心優しい編集部がリンクを貼ってくれてるはずなので下記参照!
■リンク前編
■リンク後編
■リンク完結編
■リンク完結編2
流血逆モヒカン店長からスキンヘッドお餅乗せ店長(眉毛も若干欠損)へクラスアップして、好奇の目に晒されながらも迎えた夕方ちょっと前、ホールコンの数字をチェックするととんでもない赤字ww
( ゚Д゚)なんじゃこりゃ!(松田優作風)
少ない時間で焦って、全く深く考えずにバカバカと設定上げて釘をホニャララしたので、数字の着地点なんておおまかにしか想定してなかった…。
そのファジーな着地予想を遥かに凌駕する数字に愕然としている暇もなく、ホールは鬼のような忙しさ。このままの感じで閉店まで出率が上昇し続けたら、店の赤字記録を更新する勢い。
そんな中で割数を下げ、さらに客の印象も爆上げする必殺技といえば、そう!
( ゚Д゚)玉が無くなった!いっぱい箱持ってる人交換お願い!
である。お餅乗せスキンヘッドが笑顔でお願いして回るので、当然NOとは言えない言わせない。
交換レートは「35」だったので、残した3箱を使い切った人が持ち玉遊技から現金投資になるだけで徐々に黒字化するのが、当時のパチンコ屋マジック!スロットは知らん!もうどうにでもなれ!
当時はパチンコとスロットの交換レートが同一でなくても良かったので、スロットは「5.5」だった。5.5なら現金投資に誘導しても、たいして黒字化しないんだよね。なので打つ手なし!南無!
早めの閉店も考えたが、寝坊で当日予告無しで開店時間が遅れた上にそんな事したら暴動が起きるでしょ…。
やる事はやったし、もう心を無にしてホールを走り回ったスキンヘッド(お餅は夜に取れてどっかいった)。
そんなこんなで、なんとか夕方の赤字額を現状維持で閉店FINISHし、最後の関門はいつもの時間にする社長への数字報告。とりあえずメールでスキンヘッドのドアップ写真を無言で送る。
マッハで電話がかかってくるのは予想通りで、寝坊のくだりから急遽の時間差お祭りオープンで丸刈りショー失敗の挙げ句、出し過ぎちゃったゴメリンコ!である。
1年半前に店長に着任してからの数字の上がりっぷりに全幅の信頼を置いてくれているし、ノルマ的なモノは設定されていないし、今月も今日の赤字を考慮しても余裕の前年オーバーだし、電話の向こうでバカ笑いしてる社長。
むしろ、数字よりもこの風貌に対する客の反応を詳しく聞かれてさらに大笑い。
( ゚Д゚)あんまりウケなかったけどねぇ…
ほぼ満台になった事に気を良くしてくれて、全く怒られる事もなく電話終了。ちなみに開店が遅れるほどの寝坊はこれ1回のみである。
これ以来、負けてる常連達に「おい、明日遅刻してこいや!」とよくからかわれるようになったのだが、客から遅刻要請される店長なんて唯一無二だと胸を張れ…るのか?まぁ、こんなこと今のちゃんとした店でやったら即刻懲戒解雇だろうが、こういう「店長の独壇場」的な盛り上げ方が許された良い時代でしたね。
めでたく完!
( ゚Д゚)ひゃっほー!
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。