【コラム】改めて思う、パチンコ業界ができるかもしれない社会貢献/CRAナカムラ

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若191
ツイッターでは報告しましたが、長く闘病中だった婚約者が先日亡くなり、とても面白おかしく先週の続きが書ける精神状態ではありませんので、今週は休載をお願いしようかと思っていましたが、天国から「こら!仕事に穴を開けるな!」という声が聞こえる気がして、筆をとっております。

去年の婚約報告でも触れていますが、彼女は関東のパチプロでそこそこ名の知れた存在でした。元々の病気がかなりの難敵で、去年発症したのは「再発」であり、5年前の最初の長期入院における暇を持て余すのに、私の動画をよく見てくれていたのが事の発端のようです。

そこからツイッターでCRAナカムラを見つけて、コメントのやり取りから始まったんですが、まさにパチンコが繋いだ縁…女性とここまで深いパチンコの話ができたのが初めてで、とても感動したのを昨日の事のように覚えています。

やり取りが始まって、お互いの気持ちを確認するまでに至り、そこから一気に話が進んだのですが…まさかの病気再発。

そこから約1年、こういう結果になりましたが、彼女から学んだ事と彼女の存在によって芽生えた意識、それは今後も形にしたい気持ちが強いです。

斜陽産業と言われて久しいパチンコ業界ですが、今もかなりの巨額が動いて、客にも店にも様々な欲望が渦巻いているのは間違いなく、このパワーを骨髄バンク登録や献血・難病支援などに向ければ、世論では不純な行動原理と言われようが何であろうが、助かる人の命は増えるんです。

潔癖な正義マンが自分は健康体の立場からウダウダと言ってくるでしょう。しかし批判されようがそんなのクソ食らえで、明日を生きたい張本人からすれば「それで助かるなら感謝」なんですよ。誰かが犠牲になることもなく、パチンコ業界には唯一そのパワーがあるんです。

「スタッフが献血に協力しました」のような社会奉仕アピールだけでなく、客を巻き込んで「献血客優先イベント」みたいな事を全国でやる圧倒的パワー、欲望と数の力で現状に風穴を開けられるんです。

骨髄バンクも献血も、人の善意だけに頼った今のシステムではもう限界であり、不純な動機であろうと多くの命を救えるなら、私はそれでいいと思う。

例えばイベントならば、前日と前々日に献血カーを常駐させて、そこで献血協力した人のみ入場券を発行とかね、献血カーそのものや働く人が足りなければパチンコ業界で用意すればいい。それくらいのパワーは十分にある。

今の風適法解釈から逸脱してるのは分かってる。でも、この考え方の方向性は絶対に間違っていない。

献血って毎日できないし、そういう面でもプロの抑制に繋がるんじゃない?

パチンコ業界しかできない圧倒的パワーで、アピールだけではない本当の社会貢献を実現したい。

それには「原則的にイベントは禁止だが、これなら目を瞑る」と行政に言わせるしかない。

夢見てますかね?私は実現の可能性はあると思っています。

賛同してくれる方がいましたら、共にやってみませんか?一銭にもなりませんけどね。

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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