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最も気になる“あの”事情/台湾パチンコ突撃取材④

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台湾パチンコ(スロット)取材記も、これで最後となります。

ここまで、コラム①で台湾・高雄地区のエリア状況、コラム②で店舗内の様子や営業ルール、そしてコラム③で軽いパチスロ(スロット)実戦模様をお伝えしました。

→前回までのコラム
・高雄のパチンコ事情/台湾パチンコ突撃取材!!①
・意外と多いパチスロ5号機/台湾パチンコ突撃取材!!②
・店の優しい救済措置/台湾パチンコ突撃取材!!③
・フォトギャラリー/台湾パチンコ突撃取材!!

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パチスロ(スロット)の実戦では、残念ながら持ちメダルを全て呑まれて終了~となったわけですが、ひとつ、調査をする上で、最も気になる“あの”事情に、まだ触れておりません。

“あの”事情とは、ズバリ「換金」です。知っている人もいるでしょうが、台湾のパチンコも法的に換金行為が認められていません。じゃあ、実態として換金が存在しないかと言えば、、、な状況の模様です。

立場上、調べにくい部分でもあるのですが、実際のところどうなのか、法に触れない範囲で、実情に迫って参りました。

その前に、台湾パチンコの歴史について少々。台湾国内でパチンコ営業が始まったのは1970年代末とされています(※諸説あり。戦前から存在していたという話も)。当時、貿易業を営む女性社長が台湾国内に持ち込んだとされ、その後、台湾全土に普及。1990年代にはブームが過熱化し、同時に、賭博という側面や依存性の高さが問題視されます。

その後、台湾パチンコは下火に。特に首都・台北ではパチンコ営業が問題視された90年代半ば以降、ホール営業の新規許可が下りず、さらに2000年代に入り、馬英九氏という方が市長になってからは、台北市内に限ってホール営業は完全に禁止されました。従って現在も台北市内には一軒もパチンコホールが存在しません。

一方、台北市以外では、パチンコ営業は今のところ合法です。法的な位置づけはゲームセンターという括りで、「電子遊戯場業管理条例」の下に置かれ、同条例により営業許認可の仕組みや禁止事項が明文化されています。法の内容の一例としては、18歳未満の入場が禁止されている一方、2,000元(日本円=約8,000円)を上限として賞品提供が認められています。しかし、日本同様、賞品として現金や有価証券の提供は禁止。つまり、上述した通り、換金行為はご法度なのです。

さて、すっかり前置きが長くなりましたが、換金行為の実態について、台湾・高雄地区のパチンコホール10数軒を対象に調べてみました。

調査方法は、至ってシンプル。パチンコホールの店員さんに「ここのお店では、換金できますか?」と聞くことです。

実際、聞いてみました。そして、返ってきた答えは当然のことながら「何言ってんの?無理、無理」的なものばかりです。なかには、外国人ということだけで、入店を断られるケースも。。。

確かに、こちらの風体や言葉のイントネーション等で、現地の方からすれば常連客ではないのは明らか。このままでは「常連客はともかく、一見客からは換金行為の実態が確認できない」という結論になってしまいます。

そんなことを考えていた矢先のこと。あるゲームセンター風のパチスロ(+ゲーム機)専門店に入ると、妙にフレンドリーな店員さんが近づいてきます。店員さんの「どうぞ、ぞうぞ、日本人ですか~?」的な投げ掛けから始まり、店内のルールなどの確認で会話が弾みます。そして、こちらからの「換金は出来るんですか?」の問いに対し、返ってきたのはニヤリとした表情と、親指と人差し指で丸を描いたお馴染みのオッケー仕草。どうやら、ここのお店では換金を行っている模様です。

その後も、数軒のパチンコホールで、我々のような一見風のお客に対しても換金に応じる雰囲気を醸し出す店員さんを確認できました。

調査を終えて推測できることは、店舗側は見知らぬ人が入店すると、「ひょっとして警察関係者ではないか?」と警戒するという点です。こう考えると、調査の過程で、店員さんがやたらと「おまえは何人だ?」的なことを聞いてきた点にも納得できます。中には、パスポートの提示を求め、それに応じた結果、こちらが観光客だと確認できると、途端にフレンドリー(換金もオッケー)になる店員さんもいました。

調査後、現地で知り合った台湾人コーディネーターに、台湾パチンコの換金事情について聞いてみました。

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