自粛明けの店舗運用や遊タイム搭載機について講演/未来研究会セミナー

6月24日、遊技産業未来研究所主催の未来研究会セミナーが開催された。前回に引き続きオンライン形式で開かれ、PRCの中田藤生代表取締役(チャーリー・ロドリゲス・湯谷氏)、ユニークワークスの上田健介取締役本部長、遊技産業未来研究所の中野忠文代表取締役らが講演した。

遊技機検定経過措置による遊技機入替計画の見直しの必要性をテーマに講演した中田代表取締役は、21世紀会が決議した遊技機撤去期限を改めて解説。2020年内に撤去する機種と2021年以降に撤去する機種で分類し、具体的な機種名を挙げながらスケジュールを確認した上で、残された期間内で収益を上げるための最重要課題ともいえる稼働率の底上げについて、「利益最優先の営業が透けて見えるが、それはさらなるユーザー離反を招くだけで、稼働が下落することでますます収益コントロールが困難になる。稼働を戻すためにも遊技機の使い方を研究し、いかに好印象を与えお店のファンを作るかが成功要因である」と述べ、他店との差異化ポイントを打ち出しやすい今、①機械運用方法、②遊技・設備環境の充実度、③ソフト力など現状を店舗オーナーとスタッフが丁寧に分析しながら理念を固める必要性を強調した。

上田取締役本部長は、遊技機の「使い方」、公平な入場抽選、販促費の見直しなど自粛明けの店舗運用として必要な施策を解説し、客滞率を伸ばすための初期・中期・最終と3段階に分けた高設定のロケーション設定や、店舗の「信用」を付けるための工夫を実例等を交えて解説した。

中野代表取締役は、新機能「遊タイムの検証」と題し、遊タイム機能の概要や市場に導入された搭載機の稼働状況を伝え、遊タイムの有無によって稼働傾向は大きく変化しないことからも、まずはファンへの積極アピールとして遊タイムの魅力や知識を伝えながら、前日最終回転の表示など仕様に応じた施策を行うことが遊タイム搭載機を活かすために必須であり、特に年配層への配慮として不公平や不満が生じないようオペレーション上の注意点も挙げた。

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