遊技産業健全化推進機構は5月22日、ぱちんこ遊技機の一般入賞口への入賞状況を確認するための「遊技機性能調査」について、これまで半年毎に情報を開示してきたが、今年5月末日までの5年間分をもって定期的な実施と情報開示を終了することを発表した。
機構事務局では、パチンコ・パチスロ産業21世紀会の依頼に基づき、今年1月より全国のパチンコホールにおいて依存防止対策調査を開始しており、かなりのマンパワーを依存防止対策調査にシフトして対処している。そこでぱちんこ遊技機の一般入賞口への入賞状況を確認するための遊技機性能調査については、業界健全化に向けた取り組みのひとつではあるものの、機構事務局の限られたマンパワーの問題もあることから、定期的な実施と情報開示については、今年5月末日までの5年分をもって終了することとした。
機構は、遊技機性能調査を2015年6月1日より開始、継続して実施してきており、半年毎に情報開示を続けてきたが、この間、警察庁より指摘された問題点、所謂ぱちんこ遊技機の一般入賞口に容易に遊技球が入賞しなかった点については、関係社員団体の取り組み等も推進され、現状においてパチンコホールに設置されているぱちんこ遊技機は、特に大きな問題のない状況にあると考えており、実際に機構が実施した調査では、2017年1月以降、常に100%の一般入賞口への入賞が確認されていた。
なお、遊技機性能調査の事業は、今後も継続して実施する予定で、同調査において異常が確認された場合は、行政通報を実施する。