遊技機入替作業の従事者達による技能コンテスト「第1回ぱちんこ技能甲子園」(主催:一般社団法人日本遊技機専門施工協会)が、去る7月7日、都内台東区のパズル浅草橋で開催。8社の設置業者が参加し、遊技機入替に関する知識、技能、情熱を競った。優勝は㈱メディアミックス。来る9月15日には、同コンテストの表彰式が行われる。
同コンテストの趣旨は、遊技機設置業者に従事する作業者達を応援し、設置業者から遊技業界を盛り上げていこうというもの。第1回コンテストには、設置業者8社(㈱ヴァンフォート、㈱エッジ、㈱雅蔵、㈱ギアス、㈱ザイル、㈱ステップ、㈱東京N・S・Y、㈱メディアミックス)の16名が参加し、持てる知識と技能、そして情熱を競い合った。
コンテストは、設置作業に関わる知識を競うクイズ、実際の遊技機と島を用いて入替作業を行う実技競技、設置作業に対する情熱をアピールするプレゼンテーションの3つの要素で構成。それぞれで勝者を決め、最終的に2社がプレゼンテーションを行い優勝者が選ばれた。
審査の結果、優勝は㈱メディアミックス。同社の窄頭慶多氏、長嶺竜也氏は「まだまだ若輩者ですが、これからもよろしくお願いします。ありがとうございました」等と受賞コメントを述べた。
審査員の1人、さわだて社会保険労務士事務所の澤舘一実氏は「額の汗と筋肉を楽しみにきた。優勝したメディアミックスの2人は終始、笑顔だった。人の楽しみを担っている業界の中で、サービスというものをしっかりと考えているのだと伝わってきた。感動をありがとうございます」と、審査員唯一の女性ながら、男性にはない独自の視点で講評した。
最後に主催者を代表して遊専協の田中新一郎代表理事が総括。「今回参加頂いた8社、それぞれ色んな設置の仕方があると感じた。僕は15年間、設置作業をしているが、6時間に渡り設置作業を見たのは今回初めて。今日は競技会で、9月15日に表彰式を行う。なかなか人目に付くことがない職種だが、全国には我々と同じく真夜中に汗を流して頑張っている同士がいる。より多くの人に当協会を知ってもらい、また参加してもらいたい」と競技会を振り返るとともに、9月15日開催の表彰式参加を呼び掛けた。
遊専協は遊技機設置業者の社会的地位の向上と遊技業界の発展を目的に2013年5月に設立。現在の加盟数は正会員、一般会員合わせて約30社。主な活動として、遊技機施行主任者制度を創設し、施工管理教育や、法令順守に関する啓もうを行っている。
実技競技では、本物の遊技島と遊技機を用いて入替作業を実演。
遊専協の田中新一郎代表理事