マルハン(京都・東京)は、スポーツ庁より「従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取組を行っている企業」として「スポーツエールカンパニー2024」に認定された。同社が実施するチーム参加型ウォーキングイベントや、パラアスリートの雇用、フルタイムアスリートの認定・支援といった活動が評価された。同社がスポーツエールカンパニーの認定を受けるのは2020年、2023年に続いて3度目。
同社は経営理念に「人生にヨロコビを」を掲げる企業として、疾病予防と健康保持・増進に取り組み、従業員の豊かな人生の構築と会社の健全な発展に努めることで、幸せで希望に満ちた明るく楽しい社会づくりに貢献していきたいと考えており、従業員とその家族の健康に関わる様々な施策や、マルハン健康保険組合との協働施策(コラボヘルス)として健康意識やヘルスリテラシーを高めるイベントを開催し、スポーツ活動の促進と、従業員が楽しみながら自発的に健康管理を行う風土の醸成に努めている。
【マルハンが行っているスポーツ活動の推進と健康に関わる施策(例)】
■チーム参加型ウォーキングイベントの実施
健康保険組合とのコラボヘルス(協働)施策として、地域・雇用形態を問わず参加できる PHR(Personal Health Record)サービスを利用したウォーキングイベントを実施。目標達成者にはインセンティブポイントを付与するなど、継続的な参加を促し運動の習慣化に一定の効果を得ている。
■パラアスリートの雇用
●狩野亮(チェアスキーヤー)
パラリンピック5大会(トリノ・バンクーバー・ソチ・平昌・北京)連続出場。バンクーバー大会(2010年)スーパー大回転 金メダル、ソチ大会(2014年)滑降およびスーパー大回転。
●金メダル永岡真理(電動車椅子サッカー選手)
「Yokohama Crackers」の副キャプテン兼選手。2013年第1回アジア・太平洋・オセアニア選手権大会優勝。日本電動車椅子サッカー選手権大会2017優勝・MVP獲得。
●平野誠樹(電動車椅子サッカー選手)
「Yokohama Crackers」の代表兼監督。2011年にクラブを初の日本一に導き、その後は2013年・2017年にも全国制覇。
■「フルタイムアスリート」の認定・支援(一部カンパニーにて)
マルハン東日本カンパニーでは東日本カンパニー社員の大野雄一朗(トライアスロン2022年年代別日本ランキング4位)を「フルタイムアスリート」に認定。他の従業員と雇用条件は変わらないものの、認定条件(日本大会、国際大会でのランキングを基準にBランク~Sランク)に応じてスポンサー費用や活動費用の補助、遠征等のための特別休暇付与などの支援を行っている。