パチンコ、パチスロ業界ニュース

『遊技日本』

2022年のパチンコ販売台数は103万7,000台、パチスロは72万1,000台/パチンコビレッジ

投稿日:

■パチンコ販売台数分布の変化
直近では2016年「CRスーパー海物語IN沖縄4」(12万7,000台)が最後の10万台オーバーとなっている。2018年にはトップの「ぱちんこCR真・北斗無双 第2章」でも6万3,000台となっている。2017年までは50,001台以上の機種が毎年3%を超えていたが以降は3%を超えている年はなくなった。2019年は販売した機種の約75%が5,000台以下となり、平均販売台数も6,000台を割ってしまった。2020年はコロナの影響もあり総販売台数が100万台を割り込んだ。この年、型式試験適合率が40%以下となり販売機種が135機種と少なかったことも要因と考えられる。

そして、2022年は「Pゴジラ対エヴァンゲリオン」(5万台)が最高という結果に。30,001台以上を見ても「ゴジラ対エヴァンゲリオン」「真・花の慶次3」の2機種のみ。ただし、10,001~30,000台の割合が約19%と高くなり、特に20,000~30,000台は約7%と大きく増加している。以前は10万台以上が大ヒットと言われていたが、現状は10万台どころか5万台クラスの販売も難しくなっており、5万台で大ヒット、2万台以上でヒットといえる。

■パチスロ販売台数分布の変化
直近では2014年「押忍!サラリーマン番長」(12万台)が最後の10万台オーバーとなっている。2017年は9月で有利区間のない5.5号機(純増2枚以下)の販売が最後となったため販売機種数は増加。2018年は有利区間のある5.9号機時代に突入し1機種当たりの平均販売台数も大幅に減少。2019年は6.0号機となり有利区間の影響を受けにくい高純増タイプ(Re:ゼロ)が注目を集めた。2020年はコロナの影響もあり総販売台数が過去最低を記録し、「バジリスク絆2」「沖ドキ2」「サラ番2」と人気機種の6.0号機のみ売れた状況。2021年は旧規則期の撤去に伴うジャグラーシリーズの入替(約16万台)特需で販売台数は大幅にアップした。2022年は前半は撤去機種の入替、夏場からは6.5号機(差枚数方式+有利区間4,000G)導入に加え秋からスマスロ導入で購買意欲が増した。それでも「S押忍!番長ZERO」の4万1,000台がトップと寂しい状況。

昨年より5,000台以下の割合も減少し、5,001~20,000台の割合が増加傾向にある。ただし、新規タイトルでの40,000台オーバーの機種は2019年以降なく、30,000台以上でヒット機種といっても過言ではない状況。

■2023年業界販売実績予想
最後に、本データでは2023年の安心要素として「さらに広がりを見せている遊技性の向上、導入が始まったスマスロへの期待感」を挙げており、特にスマート遊技機の動向に期待要素があるとしている。

一方、不安要素では「底が見えないホールの減少傾向、型式試験適合率の低さ、機械・ユニットの部材不足」を挙げている。

総じて、「スマート遊技機への期待感は高いが、適合率次第では新機種登場への影響も考えられる。また、引き続き2023年も部材不足の影響を受け前半は低調に推移する可能性は高い」としている。

※数値はすべてパチンコビレッジ調査数値

-業界ニュース
-,

Copyright© 『遊技日本』 , 2024 All Rights Reserved.