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『遊技日本』

2022年のパチンコ販売台数は103万7,000台、パチスロは72万1,000台/パチンコビレッジ

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■2022年パチンコメーカートップ5
パチンコ年間販売台数1位となったのは、2019年以来、3年ぶりにSANKYOグループ。唯一の20万台超えメーカーとなり、全体の5分の1強を販売した。2位は三洋グループで、昨年の台数から大きく数字はおとしたものの、「P大工の源さん韋駄天BLACK」や「PA新海物語」を筆頭に「海シリーズ」を複数販売した。3位は昨年に続き10万台を超えたニューギングループ、4位も昨年に続きサンセイアールアンドディと台数も前年比で大幅な増減はなく安定のランクインとなった。5位は8万6,000台で平和グループとなったが、6位・7位も8万台を超えており僅差となっている。

今年の特徴としては、保通協等の適合率が上がらない中で、部材不足の問題を解決し販売できたメーカーが上位になったといえる。また、サンセイアールアンドディは部材不足の中、全機種リユース対応で販売しており、リユースのみでこの数値はある意味深い数字といえる。

■2022年パチスロメーカートップ5
激戦だったパチスロ年間販売台数1位となったのは、9万5,000台で2年ぶりとなるユニバーサルグループ。今年は「花火絶景」と「沖ドキ!GOLD」シリーズに加え「沖ドキ!DUO」シリーズの増産など9機種を販売。2位は、3位と僅差でサミーグループとなった。人気機種「パチスロ甲鉄城のカバネリ」の1万8,000台や12月に納品が開始された「パチスロ幼女戦記」など11機種を販売。3位は機種別1位を獲得し、最速でスマスロ(鏡)を適合させた大都グループが安定のランクインとなった。4位は昨年1位だった北電子グループ。根強い「ジャグラー」シリーズ人気は衰えを知らないといえる。上位4メーカーが7,000台以内の混戦となったが、残念ながらトップでも10万台を下回る結果となった。

今年の特徴としては、保通協等の適合率が上がらない中で、前半は人気タイトルの入替需要、後半では6.5号機とスマスロを何機種適合させ導入できたかが販売台数の上位入賞のポイントになったといえる。

■パチンコ・パチスロ総販売台数推移
パチンコ・パチスロ共に2020年に過去最悪の数値を記録したが、昨年から引き続き増加傾向にある。パチンコは微減となっているものの、完売する機種も多くメーカーからは部材不足の声も多く聞かれた。部材の供給が回復していれば昨年を上回っていたのではないかと考えられる。一方、パチスロは6.5号機登場から大きく風向きが変わった感がある。実際にAT機での人気機種「パチスロ甲鉄城のカバネリ」「パチスロ新鬼武者2」なども登場し、未だに増産の需要も多い。

販売台数は回復傾向にあるが、大幅な回復にはまだまだ時間を要する。大きな要因としては機械を購入するホール自体の減少にまだ歯止めがかかっていないことが挙げられる。ホール件数の減少に歯止めがかからない限りは、機械自体の販売台数増加にも限界があるといえる。

そこで大きなカギを握るのはスマート遊技機と考えられる。遊技性能が向上し、如何に離れていったファンや新規ファンの獲得ができるかが、ホール自体の増加につながってくるはず。

パチンコビレッジ_パチンコ・パチスロ販売実績2022発表会_02

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