回胴遊商は4月19日、社会貢献活動の一環としてアクロスジャパンに100万円を寄付した。同団体は、養子縁組による新しい家族づくりの推進と子育て研修の実施、予期しない妊娠などをした女性からの相談などに取り組んでいる団体で、同組合では平成26年から毎年支援を続けている。
都内文京区の東京ドームホテルにおいて開かれた目録贈呈式では、大饗裕記理事長から同団体の小川多鶴代表に目録が贈呈された。大饗理事長は「貴団体は、年々成果を上げられていると伺っており、小川代表は厚生労働省が行う国庫補助事業（※）に関する調査研究検討委員をお務めになったとお聞きしている。当組合として今後もできる限り支援を続けていきたい」と挨拶。また小川代表からは、謝辞とともに大饗理事長に感謝状が贈呈された。
小川代表は同日開催された理事会に臨席し、2021年度の活動報告を行った。小川代表は、コロナ禍で今までとは異なる支援の在り方を多く求められた1年だったと振り返りながら、「昨年度支援したお母さん、妊婦さん、子育てに悩む方々の多くが経済的に困窮していた他、外国人の方からの相談も多く、お子さんの身分が確保できないといった特殊なケースもあった。また、ポスターやチラシを作成し、特別養子縁組制度等の周知を進めて参りたい」と話した。
（※）子ども・子育て支援推進 調査研究事業「不妊治療中の方への里親・特別養子縁組の情報提供方法に関する研究」のことを指す。