GCジョイコ、価格競争で利益減

㈱ゲームカード・ジョイコホールディングス(石橋保彦代表取締役会長兼社長)は11月10日、平成28年3月期の中間決算を発表。価格競争による販売単価の減少などにより、利益面が対前年比で下回る結果となった。

第2四半期累計の連結経営成績は、売上高126.1億円(対前年比0.2%増)、営業利益4.4億円(同39.6%減)、経常利益4.7億円(同37.4%減)、純利益2.3億円(44.6%減)。

同社は今年3月、大型液晶(5インチ)で遊技ガイド等の情報配信を実現するなど情報提供端末として更に進化した新商品「G ∞ WIN’Z(ジーウィンズ)」を市場投入。同製品は市場の高い評価を得て、同社の基幹商品に成長。この要因もあり、期中における機器販売台数は、前年同四半期比で約29%増加。加盟店の獲得、維持に貢献した。

しかし、価格競争による販売価格の低下などを要因に、売上高は微増、利益は減少した。

今後は、「G ∞ WIN’Z(ジーウィンズ)」の機能拡張のほか、パチンコ業界活性化に向けた次世代システムの開発、新規事業領域の創出が不可欠とし、果敢な研究開発活動の展開を方針に掲げた。

-業界ニュース
-,