ダイコク電機は11月12日、2022年3月期第2四半期の連結決算を発表した。売上高は前年同期比8.5%増の120億47百万円、営業利益は8億63百万円(前年同期は営業損失1億85百万円)、経常利益は9億19百万円(同経常損失18百万円)、純利益は6億78百万円(同純損失48百万円)と増収、黒字浮上。コスト削減と業務改善・効率化を推進した結果、営業利益、経常利益、四半期純利益とも事前の予想値を上回った。
情報システム事業の売上高は91億87百万円(前年同期比12.0%増)、セグメント利益は13億46百万円(同149.3%増)。パチンコホールの一部をパチスロ機からパチンコ機へ変更する改装工事の増加に伴い、パチンコ機向け情報公開端末「REVOLA」やCRユニット「VEGASIA」の販売が順調に推移した。また、感染症対策及び省人化対策としてホールスタッフを介さず、プリペイドカードの残高精算から賞品交換までをワンストップで実施するPOSシステム「ワンストップセルフカウンター」の導入も好調に進んだ。
制御システム事業の売上高は28億66百万円(前年同期比1.1%減)、セグメント利益2億65百万円(同702.0%増)。「遊技機メーカー向け表示・制御ユニット等」の売上は、パチンコ機向けの販売が好調に推移したことに加え、新たにパチスロ機の受託製造を開始したことにより前年同期を上回ったが、「部品・その他」の販売は前年同期を下回った。
なお通期の業績予想については、5月に発表した数値を据え置いている。