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【合同インタビュー】日工組 榎本善紀理事長/スマートパチンコは来年4月に市場投入へ、プラスαのゲーム性も検討

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──管理遊技機(スマートパチンコ)の進捗状況をお聞かせください。また、業界にもたらすメリットについてはどのようにお考えでしょうか?
榎本 現在のP機のゲーム性拡大はもとより、将来のビジネスを立て直し時代に合わせて進化させるという意味でも、特にパチンコの場合はP機を良くしながらなおかつプラスαでホール、メーカーのビジネスチャンスが増えるようなかたちでリリースできるよう計画を練っています。
パチンコの場合はパチスロと違って、甘デジタイプにしたり、低貸しで使うなど2次、3次利用といったビジネスモデルもあります。購入してもらう責任として無駄にしないことを前提に、P機を盛り上げつつプラスαでスマートパチンコを普及できればと思いますし、投資負担というデメリットを抱えていることは十二分に理解していますが、それを背負ってでもプラスになるような物として仕上げていきます。
7月2日の組合員会議では、日工組として来年4月を目標に準備を進めていくことを決議しています。2024年には紙幣が刷新されますし、ホール様は否が応でもユニットを触らなければなりません。それまでには、集客や収益面で将来へのプラス投資として捉えて頂けるようにしていきますし、機械代の削減にも繋がる可能性があるスマートパチンコであることに間違いありません。

──スマートパチンコの開発目的を具体的にお願いできますか?
榎本 P機もゲーム性が上がってきていますが、今後さらにアップしていきます。パチンコの場合は売れ筋が偏るという傾向があるため、いかにその種類を増やし、集客力を上げ、ファンを増やしていけるかに尽きます。パチスロより歴史が長い分、パチンコはルールが多いので金太郎飴になりやすく、遊技機の画一化はユーザーが右肩下がりで減少した原因だとも考えます。メーカーが多彩な機械を作り、ホール様も選択肢が増えるということは目的のひとつにありますし、さらに将来、キャッシュレス化など新時代に伴う変化に対応できるアイテムとして位置付けています。

──遊タイム機のような新しいゲーム性が搭載される可能性もありますか?
榎本 メーカーはこれまで、確率や継続率を変えるだけといったゲーム性を「設計」するというよりもただ「選ぶ」だけという状況が続いていましたが、ゲーム性の拡大により設計できることに近づいてきています。新しいゲーム性の一部がスマートパチンコではできるようになったり、プラスαのゲーム性が作れるように検討しています。現状まだ詳細は控えますが、この夏までにある程度皆様にお話ができるようになればと思います。

──ファンへ急速に浸透した遊タイム機に比べて、設定付きパチンコが思うように普及しなかった要因はどのようにお考えでしょうか?
榎本 適合率の問題もありますし、使い勝手が悪い、ユーザーにもホール様にも受けが悪いレベルでしか設定が付けられない、など原因は様々だと思いますが、改善案を模索しながら警察庁にゲーム性の拡大の中で今お願いしている最中です。規則を意味あるものとして活かすために、遊タイム機同様に進化できればと考えています。

──参加人口の減少が続いております。どのように取り組まれていくのか施策があればお聞かせください。
榎本 今はコロナ禍でも、行く行くは日本の経済復興のタイミングが来ます。コロナで足が遠のいているファンも当然いますから、その波に業界も乗り遅れず、CMやSNSで訴求しながら離れたファンはもちろん、最大の課題ともいえる若年層ファンを取り戻せたらと思います。先述した、ゲーム性が設計できるというのは、パチスロのAT機のように、遊タイム機が象徴的ですが、a、b、cと時短の状態を増やすことで機械設計が家系図のように複雑化できます。若年層に向けてアピールするチャンスでもあり、この先もパチスロファンの回遊率を上げながら「連れパチ」を促すきっかけ作りもホール団体と共に進めていきたいと考えています。

──最後にパチンコ、パチスロファンに向けてメッセージをお願いします。
榎本 パチンコもパチスロもメーカーが知恵を絞りゲーム性を設計できる段階に来ていますので、「良い機械が出てきたな」と感じてもらえる機会が益々増えてくると思いますので乞うご期待。是非、友達、家族、恋人を誘ってホールへ足を運んでみてください。

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