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新型コロナ関連倒産の赤玉、破産から一転、民事再生開始

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東京地裁から破産開始決定を受けていた㈱赤玉(本社:愛知県名古屋市、玉井俊治代表)が5月29日に民事再生法の適用を申請し同日、民事再生開始決定を受けたことを複数の信用調査機関が伝えた。

同社は1959年に設立。都内にて「アカダマウエスト」(東京都杉並区)、「アカダマキャニオン」(東京都足立区)、「アカダマサザンクロス」(東京都荒川区)を運営していた。過去には愛知県内にてパチンコホールやカラオケ店を運営し、2004年4月期には年収入高約211億5700万円を計上していたが、パチンコ業界全体の低迷が続き、会社分割や合併、別会社へ営業譲渡、不動産の売却などのリストラに取り組んでいたが、業績の改善は進まず、2019年8月期の売上高は約55億円にダウン。多額の債務超過状態が続き、設備投資資金をはじめとした借入金が資金繰りを圧迫していたという。こうしたなか、新型コロナウイルスの影響で来店客が大幅に減少。4月15日に東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けていた。

その後、事業承継による弁済(配当)率上昇の可能性が浮上したため、破産から一転して民事再生法の適用を申請した。「アカダマウエスト」については既に事業承継先との契約締結を見込んでおり、「アカダマサザンクロス」と「アカダマキャニオン」については事業承継先を選定中としている。。

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