全日遊連は4月19日、都内港区の第一ホテル東京で全国理事会を開催。2018年におけるパチンコホール業界全体の社会貢献活動の実施状況について、全日本社会貢献団体機構が調査結果を報告した。
機構が報告した内容によると、2018年の社会貢献、社会還元拠出額は17億203万7305円(12,137件)で、近年では東日本大震災が発生した2011年の約44億7,000万円、平成25年の約17億2,355万円に次ぐ拠出額の高さとなった。
調査は毎年実施され、対象は全日遊連、各都府県方面遊協、各支部組合、各ホールで、それぞれの社会貢献、還元拠出状況がまとめられている。
2018年の社会貢献(還元)活動の傾向は、例年に比べ災害救助関連での拠出が多かったという。ホール業界全体での災害救助関連の拠出額は2億8,790万で、前年に比べて2.3億円の増加となった。拠出内容の中では社会福祉、地域貢献に次ぐ割合の高さとなり、全体の16.9%を災害救助が占めた。
各拠出内容の総額は次の通り(カッコ内は割合)。社会福祉:4億4,371万円(26.1%)、地域貢献:4億1,496億円(24.4%)、青少年育成:1億6,060万円(9.4%)、災害救助:2億8,790万(16.9%)、交通:1,638万円(1.0%)、防犯:1億8,727万円(11.0%)、暴排:4,204万円(2.5%)、学術・文化:8,875万円(5.2%)、その他:6,043万円(3.6%)。