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【コラム】地域の温度差ってなんなんですか?/CRAナカムラ

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CRAナカムラのぱちんこ泰然自若80
皆様大型連休前の憩いのひと時、いかがお過ごしでしょうか。東北のビジーボーイCRAナカムラです!いやーもうね、仕事が昼も夜もパンッパンで原稿を書く時間を確保するのに四苦八苦なんですけども、なんとか命を削って書いている次第でございます。

そろそろ本格的に暖かくなってきまして、寝る時に愛犬ラオウにくっつかれると若干ウザくなってきた今日この頃、打ちたい機種も増えてきてるのに全く打てずにストレスMAX!

(゚Д゚)ボクにゴッドイーターとターミネーターとスーパー戦隊を打たせろ~っ!

はい!心の叫びを解き放ったところで本題いきましょうかっ!

つい先日、旧規則機の取り扱いに関する通達が各ホールに届いているようですが、内容をサクッと要約すると「検定・認定が切れた機械は今年中に全部外せ!パチンコの甘デジやパチスロのノーマルAも全部な!」って事でして、所轄の温度差により設置が容認されていたような地域であってもこれから状況は変わるでしょうね。

これね、そもそも地域差があったのがおかしな話なんですよ。ワタクシが岐阜県で店長してた時代、店の横の川を隔てて愛知県だったんですけど…規制がクソ厳しい岐阜県に対して、愛知県は全国有数の甘さだったんです。店舗間の距離は200メートルくらいなのに、出来る事出来ない事の差が凄かった!この「出来ない側」に立った店舗はほんと堪ったもんじゃない。改造し放題の車(愛知県)とドノーマルしか許されない市販車(岐阜県)がレースするようなもんで、市販車でもフェラーリを投入できる大手はいいが、軽自動車で頑張ってた中小はノーマルに戻されてもうお手上げww

まぁ上手く例えれてるのかよく分からない例え話なんだけど、それくらい地域の境目はシビアなんですよ。パチンコを縛る法は一つなのに、組合や所轄が解釈の違いを理由にしてバラけてるのが根本的に「どうかしてる」と思いませんか?

一番酷かった時は、岐阜県がいち早くイベント関係全廃&装飾関係全撤去(飾りのPOPやフダも)&広告自粛を実施した時、ここぞとばかりに愛知県側から広告が雪崩れ込んできてイベントひゃっほい!装飾バリバリ!をやられた時ですね…あの時はしんどかったわ。

ライターの来店や雑誌媒体等の取材にしても同じ。地域の温度差が激しくて未だに野放しな地域と一切何も認めない地域が隣接してたりするんだよ。店舗も生存競争を生き抜くために様々な知恵を絞って営業努力するんだけど、資金力や運営力に差が出るのはしょうがない、それが資本主義なんだし。でも、道一本挟んだ先の店と自店が違うルールに縛られてるんじゃ、もうそれは正当な生存競争でさえないんじゃないよね?

なんかここまで書くと、全部を厳しい方に統一しろ!って話に聞こえるかもだが、決してそういう真意でもないのが難しいトコロで、今回の全日遊連からの通達のように一番てっぺんから全店に対して同じ通達が下りるのなら、それが一番フェアだろうって事。

今回の通達も「温度差」が出ない事を願う。

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

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