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パチスロ6号機、適合4型式、適合率12.1%と低迷/7月の型式試験

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保通協は8月1日、型式試験等の7月における実施状況の結果を公表。注目されるパチスロ6号機の適合状況は、同月中に結果書が交付された33型式のうち、適合が4型式、不適合29型式、適合率にして僅か12.1%にとどまり、極めて適合状況の悪い現状にあることが明らかになった。

新たな自主規制に対応したパチスロ6号機の型式試験は、今年4月より申請が開始され、今年5月には早くも4型式が適合。6月は10型式が適合を受け、既に㈱大都技研の「Sアメリカン番長 HEY!鏡」は都道府県公安委員会の検定も通過し、今年秋の市場導入が予定されている。このほか、京楽産業.㈱の「SパチスロゲッターロボKB」や、パチスロ機ではないが回胴式遊技機という区分けでいうとパロットの「SパロットブルーハワイKD」(㈱三洋物産)も先般、検定を通過した。

しかし、お盆明けの8月後半より順次、市場導入が始まる新規則対応のパチンコ機に比べると、パチスロ6号機の適合状況は低迷している現状にある。実際、7月の型式試験の結果は、上記の通り、パチスロは4型式の適合にとどまった一方で、パチンコは、24型式が適合を受けている(不適合34、適合率41.4%)。遊技機規則の端境期にあたる現在、パチンコも決して適合状況が順調とまでは言えないが、それでもパチスロよりは順調に映る。

パチスロは、高射幸性回胴式遊技機の撤去問題もあり、むしろパチンコよりも早期の安定的な市場導入が求められている。また日電協などメーカー団体側も、パチスロ6号機を業界活性化の起爆剤にすべく、既に今年11月の開催に向け、メーカー30社程度という6号機の大規模な合同展示会の企画を進めている最中だ。

ホールや一般ファンの期待に応えるためにも、パチスロ6号機の適合状況の改善が待たれる。

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