POKKA吉田氏が講演――PCSA

PCSA(金本朝樹代表理事)11月21日、都内千代田区のホテルルポール麹町にて、第13期第2回臨時社員総会・第50回PCSA経営勉強会を開催。

社員総会の冒頭で、挨拶に立った金本朝樹代表理事は、「11月に入り、嫌な状況が続いている。期待をしていた遊べる機械が、前作の稼動から見ても非常に悪い結果となってしまった。また、ここにきてパチンコ税の見送り。1年は当面空白になり、総選挙後の時代に適した風営法を求める会がどういう編成になるのかが一番懸念される。遊べる機械は一度失敗したが、この取り組み自体はとても良い事。今後もメーカーには試行錯誤してもらい、お客様に長時間楽しんでもらえるような遊技機の開発を進めて欲しい。遊技人口の減少、のめりこみ問題などやるべき課題は沢山あるが、メーカーと5団体が一丸になって解決していきたい」と語った。

議案審議では、同日に開かれた遊技機検討WGでの協議事項を報告した。それによると、①初級者でも分かりやすい遊技機②新しいジャンルの遊技機③やめ時が分かりやすい遊技機④玉の遊びで楽しむ遊技機の計4タイプの遊技機開発を日工組に提案していることが公表された。

経営勉強会では、第1部にフリーライター・POKKA吉田氏による「遊技業界に今、必要な改革とは」、第2部ではパネラーに各業界紙編集長を招き「業界ジャーナリスト 識者から見る今後の業界の諸問題と改善」と題したパネルディスカッションが行われた。

POKKA吉田氏は、業界に必要な改革のひとつに、3店方式の徹底として「買い場の第三者性の確保」を挙げた。これは、ぱちんこ換金禁止法案の検討に入った次世代の党の動きを受けての見解で、賞品の物流による第三者性、ホールによる手数料負担・賃借関係の有無、店舗の位置関係と監視カメラ等の徹底を強調。他にも、IR法とぱちんこ業界への影響、業界存続のために取り組むべき重要事項を講演した。

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