ハネモノでシリーズ2代目か3代目かの「CRレレレにおまかせ!」が現役だった頃、中部地方で店長してたボクは当時33歳くらい。
いつものように平和に事務所でエロ動…じゃなくて業務を粛々とこなしていると、インカムで「ハネモノのところに怪しいヤツがいます!」と連絡が入り、カメラ4台でロックオン完了!ちなみにハネモノコーナー(全6台)はカメラで捉えやすいように、コース用カメラ2台は当然、さらに景品カウンター用&出入口用も角度を変えればバッチリ写せるように配置されており、映像は左右両サイドと背後、そして頭の真上からと、まさに死角なしの状況。
そこに映し出された人物は、これまた「いかにも!」なチンピラ風味が香ばしい40歳ちょい過ぎのオッサン。刈り込まれた短髪に口上からアゴまで繋がったヒゲ、さらに室内でもサングラスで黒スーツにノーネクタイと、どこからどう見ても怪しい&プロレスラーの蝶野正洋が大好きなんだって事が理解できた。だってボクも大好きだから。
■「CRUSH」
しばらくモニターを注視してると、明らかにドツキゴトなのが確認できたのでいざ出陣。安心して下さい、ボクも黒スーツにノーネクタイですYO!!
その当時、ボクの趣味で開店から1時間は蝶野の入場テーマ「CRUSH」、武藤の入場テーマ「TRIUMPH」、そして橋本真也の入場テーマ「爆勝宣言」がヘビーローテーションで流れる設定だったため、その開店用CDをスチャッとセットして再生スイッチON!と同時にホールに流れる「CRUSH」。
ボクの影響でプロレスマニア化していたスタッフも、このオッサンを同じく「蝶野っぽい」と感じていたらしく、インカムが混線する勢いで「ちょっww」「うへぁww」と言葉にならない笑い声が届く。うん、オレナイス!
準備が整ったところで、さーて!んじゃ行きますかー!
■ニセ蝶野改め
ニセ蝶野の後ろに立って威嚇してみるのだが、全く反応がない。
体が小刻みに震え…ではなく、この男「CRUSH」にノリノリで体を揺すり、満面の笑みでゴトる事を忘れていらっしゃる模様だ。さすが容姿までマネする蝶野マニア、恐るべし。
気付いて貰えないのでしょうがなく肩を叩いてみると、「んぁっ!?」と蝶野不機嫌!超不機嫌!そりゃ世界一愛してやまないであろうお気に入りのBGMでノリノリになってる所を邪魔されたんだから、気持ちは解る。解るが許さない。
「ちょっとお話しイイですかー?」と外に出る事を促してみると、「オゥコラ!」と非常に勢いよく立ち上がるニセ蝶野!だがっ!だがっ!
あれ?ちっちゃwww
本物の蝶野正洋の公式プロフィールは186cm・108kgなのだが、ニセ蝶野はどう見ても160cm無い。自称170cmのボクより大幅に小さい。
よし、キミはニセ蝶野改めミニ蝶野もしくは蝶野miniだ、異論は認めない。