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『遊技日本』

【寄稿】「コンビニホール」の可能性(WEB版)/大﨑一万発

投稿日:2023年1月2日 更新日:

右も左もプレイヤーも業界人も、スマスロのワードで持ちきりな今日この頃。『鏡』の登場で、遊技層もグッと広がったように感じています。先行3機種に比べれば出玉感は抑え目ですが、そのぶんゲーム性の評価は高い。当たり前ですがパチスロは、出玉のみならずゲーム性が伴っていなければ支持されません。ことさら出玉を謳わなくても「普通に」面白い、今後はそんなラインナップも着々と揃ってくるでしょう。不遇の時代に揉まれたメーカー開発陣の、腕が鳴る音が聞こえるようです。

とはいえ現状は、既存ホールに既存機と同居しているわけだし、プレイヤーとしては選択肢がひとつ増えた的な感覚に過ぎません。ここで夢など語ってはさすがに気が早すぎるわけですが、しかし、「もしかしたら?」を予感させるニュースも聞こえてきました。小規模小台数のスマスロ専門店を、コンビニ跡にオープン予定のホール企業があるとの報です。

これはスマスロ登場前に日電協理事長が予言していたまさに次世代のホール形態。しかしこれほど早く具体的な話を聞くとは予想もしていませんでした。チャレンジされた企業様に敬意を表するばかりですが、実のところ僕は「コンビニホール」がウケるか懐疑的でもありました。郊外拡大路線にすっかり乗せられてしまった今、威容と喧騒、熱気と欲に溢れてなきゃパチンコ屋じゃない!とまでは言いませんが、単純に出玉を期待する上でも、大型店であることはもはやマストの時代です。ドヤれてこその出玉であるし、多くのライバルたちと鎬を削る「コミュニケーション」あってこそのホールだろとの思いは捨て難く、もし近所にあっても自分は(日常的には)行かないだろうし、やはりちょっと遠出して大型店を選ぶだろう、当たり前にそう思っていたわけです。

しかし、早くも「新時代」が到来してしまったわけで、ここに至ってマイナス面ばかり論っても意味がない。じゃあ自分が打つならどんな店か、ちょっと真面目に妄想を巡らせていたのですが……、これが驚くべきことにですよ、これなら行くよなって店も作れるよなと思い至りまして、早々の前言撤回、己の不明を恥じている最中であります。それでは、未来の大繁盛予定コンビニホール、『パーラーまんぱつ』の堂々事業計画をご覧ください。

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