●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若239
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!今週は原稿締め切りが3本重なっており、それぞれ別な話を書いているので…元々キャパシティに問題のある脳が、さらに混乱気味のCRAナカムラでございます!押忍っ!
( ゚Д゚)えーと…先週の続きだったよNe☆
って事で、前置き最小限で本編へGO!
あき竹城似のマダムがカバンから出した、A4ペライチに書かれた「スーパー海物語inハワイ」の確変直撃打法。本物なら自腹で50万払うと約束して見せて貰った内容は先週書いた通り。
店に損害も無く……むしろ竹城は粗利に大貢献しているし、特にボクから厳しい事を言うつもりもない。優しい口調で、貴方は騙されて攻略法を買ったんだよっと諭すが…
(竹>ω<)「そんなハズない!プロから買ったのよ!ギャオォォ!」
こちらが何を言ってもゴジラのような咆哮が返ってくるので、常連達のワクテカ目線から避難のために、場所をカウンター前から事務所に移す。
そして、パチンコの大当り抽選の仕組みや、チャンスボタンなんてメイン基板には繋がってもいない事実を淡々と説明するが、全く理解しようとしてくれない竹城。
とにかく「プロから買ったのだから間違いない!」の一点張りで、話が一向に進まない。
( ゚Д゚)そもそもプロってなんやねん。
パチプロなんて何か資格があるワケでもないし、負けまくってても自称すれば誰でも「世の中で一番社会的需要がないプロ」を名乗れるのである。この攻略法を売ったのがどこの誰だか何プロだか知らないが、こういうのって騙される方も楽してズルして儲けようとした結果だから、あまり同情はしない主義。
さーて、何言っても無駄そうだなーと考えている時、
(竹>ω<)「50万払いなさいよ!ほら!早く!」
竹城がまだ豪快に吠えるではあーりませんか。
元から攻略法が200%偽物だという確信はあったが、それを竹城に理解させるというプロセスを考えていなかったww
いやいやいや、だからね、その攻略法は完全にウソでね、パチンコの抽選システムってね…と言いかけた時、突然…
(竹>ω<)「んもぉぉぉぉっ!!」
ゴジラから牛にスケールダウンし…たぶんこの時点ではもう、自分が詐欺の被害者であると悟っていたんだろうね。大粒の涙がこぼれているが、事実を認めたくないんだろう。
事務所に買いだめしてある缶コーヒー(常温)を渡して、
( ゚Д゚)「どーする?またホールに戻って打ってもいいけど?」
と問いかけると、竹城は缶コーヒーをおもむろにプシュッと開けて一口飲み…… 缶を思いっきり投げつけてきた!!
缶自体は壁に一直線だったが、中身が飛び散りまくって大惨事。ナカムラも白シャツが茶シャツに。
( ゚Д゚)「警察呼ぶから逃げないでね」
事務所の固定電話からかけると動きが不自由になるので、自分のポケットから出した携帯で110ではなく、所轄に直接電話。竹城は意外にも大人しく俯いて座ったまま。
所轄と店は徒歩でも5分くらいなので、ソッコーでパトカーが到着して制服姿の警察官2名が事務所に入ってきた。
( ゚Д゚)「あーご苦労様です!実はね、このマダムが…」
ここで会話を遮り、悪夢のカットイン!
(竹>ω<)「この人に体を触られました!」
そう突拍子もなく訴えたのは、どう見ても喪黒福造がさらに真上からプレスされたような体型の、顔はあき竹城。しかも先ほどの涙と自爆コーヒーで、ぶ厚く塗られた化粧がぐちゃぐちゃになって呪怨モード。これはもはやUMAと間違われて撃たれても文句言えないレベル。
( ゚Д゚)えぇぇ〜っ!?
思わずマスオさんのような叫び声をあげてしまったナカムラ。
警察官も「ほへ?」って顔でフリーズした模様。
「完結編」につづく
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。