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『遊技日本』

【寄稿】3月いろいろ(WEB版)/POKKA吉田

投稿日:2022年4月25日 更新日:

今年に入って、6号機市場は少しずつ良化しているように私には見えている。旧規則機撤去となった経過措置終了時期でもあったが、6号機だけの市場として、現在のところ別格的なジャグ、沖ドキDUO、そして番長ZEROが好調だ。これらの好調で引き合いが強く中古市場でも高値をつけている「前の6号機」がありつつ、さらに5月末頃に登場し始める「新しい6号機」が控えているのが現在だ。MYで算出するよりも差枚数で算出しての2,400枚規制となる方が一撃獲得枚数が増えるのは当然のこと。さらにはコンプリート機能も控えており規制緩和が見込めるほか、11月にはさらに規制緩和が見込めるスマートパチスロの登場も予定されている。6号機はそのスタートが厳しすぎただけに、今年はおそらく反転攻勢の年になる。機種選定の重要度は昨年とは比較にならないくらいに重要となるだろう。

ぱちんこの方は既に現状の規制の枠内でもRe:ゼロやエヴァといった、新しい成功機種が続々と登場している。b時短の規制緩和も視野に入っているしスマートパチンコもさらに規制緩和が見込めることは間違いないので新しい規制の内容も楽しみではあるが、ぱちんこの場合は既に既存機でも大成功例があるという点で昨年の時点で機種選定の重要度は激高となっていた。選定に成功した店は欲しい機種を中古で高値で買う側ではなく「高値で売る側」に回ることができた。既にぱちんこの場合はこの2年ほど、機種選定の成否によって、ホールの資産である遊技機の管理(売買など)内容によっては、かなりの利益を出せることもわかっている。引き続き機種選定が重要になる。

4月になったということで、年度も新しくなった。今年の参議院議員選挙の候補予定者を業界挙げて応援することは既に会見で連盟が示している。遊技機の規制緩和も日工組、日電協の努力や政治力の助力も奏功し流れには乗っている。まだまだ半導体調達関連やウクライナ情勢など難しい問題が山積みの国際社会には違いないが、業界にとって強材料が出始めたという意味では3月は良い一か月だったのではないだろうか。

そんな気がしている。そろそろ良い話を書いたり話したりすることを私も増やしていきたいものである。

■プロフィール
POKKA吉田
本名/岡崎徹
大阪出身。
業界紙に5年在籍後、上京してスロバラ運営など。
2004年3月フリーへ。
各誌連載、講演、TV出演など。
お問い合わせ等は公式HP「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー(www.y-pokka.jp)」か本誌編集部まで。

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