【コラム】しばらく我慢の時期が続く?(WEB版)/チャーリー・ロドリゲス・湯谷

3. もう遊技機の射幸が上がっても、元には戻らない?
この1月に旧基準機撤去を迎え、ホールの収益が一気に下落した要因はスロットです。特に6号機に関してはユーザーに不人気であり、稼働も売上も利益も下落しています。今後スロットの「遊技機性能」が向上し、射幸が上がっても5号機全盛の営業成績が期待出来るか?と言えば疑問ですし、良く「ミリオンゴッドやバジリスク絆のような射幸ある機種」の登場を期待する人が多いようですが、正直、実現の可能性は非常に低く、この点で過度な期待は禁物でしょう。社会の景況感の回復と同時に、余暇産業の多様化・細分化の中での「パチンコ・スロットの未来」という点で言えば、少し時間がかかると思います。その意味では何とか、今後数年間は事業継続できるようにしばらくは我慢で、丁寧に経営計画を再考してもらいたいものであります。

4. この数ヶ月で答えが?
現在、パチンコ店の課題は「いかに収益の柱でもあるヘビーユーザーを囲い込めるか?」という点に絞られていると考えます。勝負にこだわりを持つ固定客化の難しい層ですが、反対の見方をすれば固定客化できれば「経営も安定」します。当然、競合店との競争になりますが「遊技機新台入替・薄利営業・出玉還元」は最低限必要で、今後数ヶ月で集客面での答えが出るのではないでしょうか。注目しております。

■プロフィール
チャーリー・ロドリゲス・湯谷
自称パチンコ・パチスロ伝道師。この立ち位置を20年近く続けているロートル業界ウォッチャー。特技はスプーン投げ。今ではスプーンも曲げられない程、筋力低下。「意見待つ!」と言い続けて、20年。他人の意見に未だ弱く、老化は続くか、パチンコやパチスロに賭ける情熱は衰えず!

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