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【コラム】遊技機開発におけるアニメ制作会社とは

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ぱちんこ開発者の独り言87
帝国データバンクによるアニメ制作企業の経営実態調査にて、2017年の収入高合計は2,000億円超で過去最高を更新したようだ。

増収の要因はアニメーション制作自体の本数の増加が寄与していると見られるが、ぱちんこ及びパチスロ開発におけるアニメ制作会社の関わりもここ数年、爆発的に増えていることが要因の1つであるのは間違いないであろう(参考リンク)。

遊技機の開発におけるアニメ制作会社への発注の理由として、遊技機用2Dアニメを発注する場合と、漫画及びアニメ版権を取得した際、版権の許諾元より遊技機用のアニメ制作において特定のアニメ制作会社を指定される場合の2パターンが存在する。

特に後者の場合は、有名なアニメ会社に発注を行うことが多い。しかし、殆どのアニメ制作会社は放映中又は、放映準備中のテレビアニメの制作進行を第一に考えるため、遊技機用のアニメは二の次である場合が多く、スケジュールの遅延や作画のクオリティが安定しないことも多い。その割に、テレビアニメよりも高コストの請求がなされることが一般的である。

これはテレビアニメの制作費がアニメ業界の商慣習として安すぎる部分も否めないであろう。声優もテレビ等の媒体にて「ぱちんこの仕事は儲かる」といった発言等が見受けられるが、これも裏を返せばテレビアニメの報酬が低すぎるともいえる。

【遊技機開発におけるアニメとは】
いわゆるテレビアニメと遊技機用のアニメは、若干性質が異なる。特に図柄絡みのアニメーションは細かい指定も多く遊技機の経験が乏しいスタッフの場合、かなり細かい指示書が必要となる。

他にもROMに実装し、役物やLED等と合わせての演出構成となるため、色調に関してはアニメ用と遊技機用ではかなりの違いがある。最初から最後まで、一連のアニメーションを流すことで完結するテレビアニメと、遊技機的な音や光、図柄の煽りにエフェクト等を合わせ込んで表現する遊技機のアニメは実は大きな違いがあるのである。

また、キャラ設定や重要なカットは作画監督や優秀な原画担当者が管理監督するため比較的クオリティは安定するが比較的、重要でないパートや中割り部分の場合、新人や海外のアニメーター等に発注することも少なく無い。そのため、クオリティが安定しないだけではなく、背景の文字が外国語になって上がってくる場合も間々あったりする。

アニメ会社によっても遊技機専門の部隊がある会社もあるため一概には言えないのだが、遊技機開発者は上記理由によりアニメ制作においては常に頭を悩ませていることが多い。

■プロフィール
荒井 孝太
株式会社チャンスメイト 代表取締役
パチンコメーカー営業、開発を歴任後、遊技機開発会社チャンスメイト(http://chancemate.jp/)を設立。
パチンコ業界をより良く、もっと面白くするために、遊技機開発業務の傍ら、ホール向け勉強会や全国ホール団体等の講演会業務など広く引き受ける。

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