■ハッピーエンド？
パー子が出て行った後も事務所でポカーンとしてるイジリーに「追わなくていいの？最愛の恋人でしょ？」と聞くと、モジモジしながら「あの…もう1回雇ってもらえない…ですよね？」と仰るではありませんかっ！え？何？もうパー子捨てるの？気持ちは解るけどｗｗ
どう考えても一時の気の迷いだし、まさに大後悔モードなんだろうけど、時既に遅しだし今パー子を捨てたらマジで刺されるってばｗｗ
「さすがにそれは無理だわ」とお答えしてお引き取り願って、それ以降のパー子とイジリーの消息は全く不明で、半年間に渡るドロドロ愛憎劇は終止符を打たれたのだった。
後日、女バイトBに30万円・女バイトCに5万円を渡してイジリーの借金問題も無事解決し、愛の伝道師も晴れて女バイトAと入籍。店休日に、超ムリヤリ若造りさせられた主任とお腹の大きい女バイトAが仲良く手を繋いで歩いてるところと遭遇して腹がネジ切れるくらい笑ってしまったが後悔はしていない。だってさ、50歳超えた前歯が2本しかない見た目は白髪の爺さんが赤い野球帽を前後反対に被って、いわゆるラッパーみたいな恰好してるんですよｗｗしばらくはネタにして店でからかいまくりでしたねｗｗ
それにしても、愛の伝道主任にしてもイジリーにしても、良くも悪くもこんだけロマンスがあるのに、当時の店の立場的にも一番上で、まだ30代になったばかりで、見かけもこの2人よりはだいぶマシなボクにはなぁ～～んにも無かったのは未だに納得がいかない。
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■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。
※本稿は過去に本誌に掲載した記事を、一部、WEBサイト用に編集した上で掲載しております。