■1番店の逆襲
ここで今回のリニューアルの内容をまとめると、新台はパチンコ・スロット合わせて全部で85台、イス全取替え、CRユニット全取替え(中古)、スロットの台間広げ、外観ペンキ塗り替え、店外看板増設、そして交換率変更。
結果、「CRスーパー海物語」トップ導入の威力は凄まじく、さらに損益分岐ちょい下げた効果も相まってオバチャン客は地域から根こそぎと言って良いほど引っこ抜けた。
オバチャンが集まればオッチャンも自然に集まるのが世の常で、リニューアル後の客数は1番店に肉薄する2位まで一気に躍進!ひゃっはー!
そうなると、今まで栄華を誇ってきた地域1番店もさすがに焦りを感じたのか、ウチのリニューアルの3ヵ月後から2ヶ月店を閉めて大改装と言うか、もはや新築建て直しなくらい頑張りくさりやがりまして、ド田舎の街に全く似合わない豪華な建物に変身!店内設備も超最新型のオンパレードで、最新台がズラーっと並ぶ布陣。
正直、「うわぁー…ここまでやるか…」と思いましたよ、ええ。
■地域一番店の致命的なミス
さすがにここまで金かけてドカーンとやられると、とりあえずオープンからしばらくはお客さん減るだろな…な…あれ?減ってない!?
正確には微減なんですが、ほとんど影響ありませんでした。
元2番手の店が大幅に客数を落として、それがそのまま1番手に乗っかった形で推移してはいるが、徐々に元2番手の店が盛り返していってるような感じになり、漁夫の利とも言うべきか、ウチがついに名実ともに地域1番に踊り出たのが着任後ちょうど1年くらいかな。
元1番店はその後も順調に(笑)客数を急降下させて、ボクが就任1周年を迎える頃にはドロ沼の客数1ケタですよ。パチンコ0人・スロット7人みたいな、パチンコ完全撃沈。
と言うのも、この元1番店はリニューアルと同時にパチンコ・スロット共に「10割分岐」にしちゃったんですよね。
スロットはともかく、あのロケーションでパチンコの10割分岐なんて「大丈夫か?」と思ってたんですが、案の定オープンから数日で見るも無残な釘になり、そんな釘に免疫の無い地元の方々は「こりゃーダメだ」となったワケだ。
ちなみにウチは16.8割分岐→14割分岐だったんだけどね、他も全部16.8割分岐の中で、いきなり10割分岐で平常営業の釘なんて耐えれるハズがないんですよ。
まぁ、10割分岐にしても相当酷かったですけど。やっぱ改装にお金使い過ぎちゃったんでしょうね。