本誌編集部では年末年始特別企画として、2020年春~夏に認定切れとなる代表的な5号機(4選)を紹介。
本サイトでもお馴染みの元チャンピオン木崎氏が解説します。
→「2020年の初打ちはコレだ!?正月明け登場のシゲキ的パチンコ台4選&2020年春~夏に認定切れとなる代表的な5号機」の他記事
パチスロリング 呪いの7日間(藤商事)
パチスロにも呪いの手役物を搭載!!その高速落下が衝撃と出玉を生む!!
パチンコで人気を博していたリングシリーズだが、それを初めてパチスロとして登場させたのが本機。怖ければ怖いほどアツいという点も受け継がれている。
大きな特徴としては、液晶上部に呪いの手役物があること。パチンコ同様の高速落下でユーザーの度肝を抜いた。通常時に片手が落下すれば、自力CZの亡魂ZONEに突入。両手が落下すれば初当たりとなる貞子BONUSに当選。また、ボーナス中やAT中に落下すればセット継続やセットストック、ゲーム数上乗せに。手役物が落ちれば落ちるほど、衝撃を受けつつも出玉アップにつながり、これが人気の要因となった。
基本のゲーム性は規定ゲーム数経過かCZ中の当選によって、擬似ボーナスの貞子BONUSを獲得。このボーナス中にレア役等でATに当選すれば、呪縛RUSHに突入する。
呪縛RUSHはセット継続管理型のATとなっており、1セットは40G+ゲーム数上乗せ分。1Gあたりの純増は約3枚。セット継続率は50%、66%、80%の3種類。多くは50%継続だが、66%や80%継続が選ばれた時はロング継続のチャンスに。セット終了後の継続演出で女子校生を呪えればセット継続に。この辺の演出もリングの世界観と相まって、人気の要因となった。
AT中はセット継続によって、出玉を伸ばすのが基本だが、レア役を引けば、ゲーム数上乗せとセットストックをダブル抽選。上乗せ特化ゾーンも搭載。その中でも、大きな上乗せに期待できるのが貞子アタックだ。
AT中の右押しナビによって、7が揃えば貞子アタック突入。7がダブル揃いなら超貞子アタックとなる。これはゲーム数上乗せの0G連演出。貞子アタックなら、レバーONのたびに30G以上を上乗せ。超貞子アタックなら50G以上となる。これが80%ループで継続。後者なら4ケタ上乗せの可能性も秘める特化ゾーンだ。
また、絶叫乱舞という特化ゾーンもある。こちらは3枚ベル成立時にリールがフリーズすると突入。基本は5Gだが、リプレイ以外の役が揃うと、絶叫乱舞自体が延長。同時に呪縛RUSHのゲーム数が上乗せされるというもの。平均すると約120Gだが、ゾーン中にレア役を引けると、もっと多くの上乗せが得られる。絶叫乱舞と(超)貞子アタックという2つの上乗せ特化ゾーンも急激な出玉増加には欠かせない。
ゲーム数やセット数の上乗せ、セット継続、特化ゾーンがバランスよく絡まればロング継続に。そうなれば1G約3枚純増ということが大きくものをいい大量獲得に。これが出玉面の特徴である。
呪いの手役物とロング継続時の出玉感が受け入れられ長期稼働に。また、パチスロでもリングがヒットしたことで、「リング終焉ノ刻」「貞子vs伽倻子」といった後継機が登場。年明けには「リング恐襲ノ連鎖」という最新作も導入される。
元チャンピオン木崎
平成4年(1992年)にパチンコ・パチスロ攻略誌の編集部に入社。入社1ヵ月後に出場した人気番組「TVチャンピオン」の「第1回パチンコ大会」で優勝。「チェリーバー」で、リプレイはずし攻略を最初に発見する。4号機が撤去されるまではパチスロの編集を専門にしていたが、その後はパチンコの編集も。現在はパチンコ・パチスロライターとして活動。
©1998「リング」「らせん」製作委員会